尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【人文社会学類】キャンパス・タウンズミーティング3回目、発表会:ファシリテーション論

2025/07/18

 7月10日、キャンパス・タウンズミーティング3回目として発表会を行いました。受講生たちは、各自治体職員の方々と話し合いを重ねて、課題を設定しました。そして、それに対する解決案を学生なりに考え、7つの自治体に対して、学生12グループが発表しました。

キャンパス・タウンズミーティングから生まれるもの

 学生たちの発表後、グループごとに自治体職員から講評をもらい、また、夏休みなど今後個人的に訪れる際のおすすめスポットなども紹介いただきました。自治体の課題を通した2か月を超えたつながりからは、学生の人生にとっても自治体にとっても、関係人口・交流人口も含めて様々な「お宝」が生まれるかもしれません。この授業ではファシリテーションの実施法を学ぶことはもちろんですが、そうした「宝」が生まれることも期待しています。

 来年度のキャンパス・タウンズミーティングも、これから参加自治体、団体の募集を開始します!また、この授業の最終回では、キャンパス・タウンズミーティングという実践体験を通して、具体的にどのようなファシリテーション(物事をよりよく進めていく)の力をつけることができたか、その成果と改善について、レポート作成をしていきます。
 

 今回のキャンパス・タウンズミーティングの発表を終えて、自治体職員の方一人のコメントと、学生二人の自治体職員の方への御礼文を紹介します。

 

 


【自治体職員A氏のコメント】

 

 今回は本授業にお誘いいただきまして、誠にありがとうございました。

 私自身、学生皆様と年齢も近いこともあり、各グループの皆様のさまざまな提案内容に共感することが多く、大変刺激を受けました。

 特に、本グループにおいては、名取市内にお住まいの方がいらっしゃらない中での活動でしたが、「海の見える丘公園の利活用」というテーマに対し、直接現地を確認されたり、市のホームページに掲載されている情報をしっかりと下調べされたりと、熱意とご努力に感銘を受けました。

 市外の学生の皆様が真剣に提案を考えることで、市職員では気付かない新たな利活用方法のアイデアが生まれるのだと感じております。

 また、自治体間の交流の場ともなり、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。

 改めて、貴重な機会をいただきまして、心より感謝申し上げます。

 


【学生Bさんの御礼文】

(Bさんは自治体職員の方のコーディネートによって、実際に移住した人にオンラインでインタビューを行った)

 改めまして今までインタビューの手配や写真の提供など多岐にわたった協力をしてくださりありがとうございました。今回のファシリテーション論で、今まで行ったことがなかったインタビューをし、行動力を以前よりも高めることができました。インタビューをすることに始めは少し面倒くささを感じていましたが、いざ行動してみるともっといろいろなことが聞きたくなり自分自身から興味を示すことができました。少し大がかりになろうともとりあえず行動してみる大切さを学ぶことができました。栗原市のことを知るにつれて個人的にも魅力を感じることができ、まだ少しだけではありますが人の温かさをインタビューでも実感できました。時間ができればkagiyaさんのお店へも足を運ぼうと考えています。

  これまで自分から何かをすることはあまりありませんが、そんな自分でも栗原市に足を運んでみたいと思えるような非常に素敵なまちであると感じました。今度は実際に自分自身で栗原市の魅力を見つける側になりたいと感じました。繰り返しになりますが、お忙しい中今回の授業に参加していただき、そして貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。

【学生Cさんの御礼文】

(Cさんは実際に現地を訪れ、自分たちの感性で、SNS投稿を想定した現地のPR動画を制作した)

本日もお忙しい中、わざわざお越しいただきありがとうございました。

岩沼市のテーマが決まってからは、グループ内で何度も話し合いを重ね、実際にみんなで岩沼市を訪れ、多くの魅力や良さを知ることができました。時間の関係上、すべての場所を回ることはできませんでしたが、私は現在岩沼市に住んでいるので、時間があるときにまだ訪れていない観光地も巡ってみたいと考えています。

今回はPR動画をメインに、私たちなりに岩沼市の良さを伝えたいという思いで制作に取り組みました。ご要望にあった「面白さ」を取り入れるため、若者に人気のTikTokを意識した、若者向けのPR動画を、時間をかけて制作しました。多くの話し合いを重ね、細部にもこだわった動画だったので、「面白い、このままホームページに載せたい」とおっしゃっていただけたことがとても嬉しかったです。

今回で活動は一区切りとなりますが、今後も岩沼市の魅力をより多くの方に伝えていきたいと思っています。もし今後ご協力できる機会がございましたら、全力で支援させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。約2か月という短い期間ではありましたが、岩沼市の魅力を追求することは非常に楽しく、貴重な学びとなりました。本当にありがとうございました。

 

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