尚絅学院大学

人文社会学類 メディア表現領域

育成する人材像

新聞・雑誌・テレビ・映画・広告・インターネットといった各メディアの特性や社会の中でのその役割と影響力について幅広い知識を持ち、社会のさまざまな情報をもとにコンテンツを生み出すことができる表現力を身につけることで、メディアを活用して社会で実践的に活躍できる人材を育成します。

学びの特徴

「言語文化」「視覚文化」について深く理解する

あらゆる情報伝達の土台となる「ことば」「視覚イメージ」(映像や画像)のしくみや歴史を学びます。言語や映像がメディアによって伝達されることで「言語文化」「視覚文化」が形成されてきた点、それらが私たちのものの見方や考え方と深く関わっている点について理解を深めます。

メディア表現力を実践的に身につける

「ことば」「映像」を用いて、情報を適切かつ効果的に伝えるための表現技術を段階的に身につけます。文章と画像という基本的なメディアを用いたポスター制作で基礎を習得した上で、「ことば」と画像や映像を効果的に組み合わせる言語表現の技術、動画を作成する映像表現の技術を身につけます。

情報のマネジメント

授業で身につけた知識と、表現力をバランスよく活用し、企画を実現するためのマネジメントの方法を学びます。地域のミニコミ誌、地域PR動画やCMの作成、ご当地キャラクターの活用といった、実際の地域や企業と関わるコンテンツを実作することで、社会に「伝わる表現力」を磨きます。

「伝わる」表現は、他者の視線に「気づく」ことから始まる。

秋月 高太郎 教授

専門領域
言語学・マンガ学
担当授業科目
日本語論、社会言語論、マンガ・コミック研究
ゼミのテーマ
なぜミッフィーの口は「×」なのか。なぜハローキティには口がないのか。なぜくまモンの目は猫目なのか。表現のあり方という視点から、キャラクターを考える。

メディアを使いこなせても「伝わる」表現になるとは限りません。技術を磨くことで表現のクオリティは高まるかもしれませんが、クオリティの高いものが「伝わる」表現とは限りません。表現は、それを受け取る人がいてはじめて存在します。「伝わる」表現への道はここから始まるのです。

おススメ授業科目 Pick Up

社会言語論

なぜ私たちは英語を話せないことを恥ずかしく思うのか。なぜ英語を話せない人を見下すような人がいるのか。社会や文化との関わりという視点から言語を考えます。

マンガ・コミック研究

「線」とマンガの境界はどこにあるのか。何がマンガやコミックを成り立たせているのかという視点から、マンガやコミックについて考えます。

「動画」で世界を表現できる人になろう!

廣瀬 愛 教授

専門領域
映像学、映画学、映像表現
担当授業科目
映画文化論、ワールドシネマ、表象論、映像制作論、視覚表現演習
ゼミのテーマ
映像表現のしくみを学び、実際の作品づくりを通して、映像によってストーリーや情報を的確に伝えるための基本的な知識・技法を身につけます。

現在、「動画」は身近なコミュニケーションツールです。一方で、簡単に撮れることは、短絡的で安易な動画や不適切動画も生んでいます。これから大学で学ぶ皆さんには、世界の現状やメディアのしくみを学び、「動画」で「世界を表現する力」を目指してほしいと思います。

おススメ授業科目 Pick Up

ワールドシネマ

ハリウッド映画だけじゃない!世界の様々な国や地域で形成された映画文化を深く知ろう。

ストーリー制作論

物語の構造やストーリーのしくみを学び、映画の分析や制作に応用してみよう。

視覚表現演習

映像を撮ってつなぐ基本的な方法を学び、伝えたい内容を映像化する力を身につけます。