尚絅学院大学

教育理念・目的

尚絅学院は、明治以来120年余にわたり、一貫してキリス卜教の精神を土台とする人間教育を行ってきた伝統ある学園です。長い歴史の中で、常にその時代その社会に生きる人間のあるべき姿を追求してきました。21世紀を迎えた現代の社会は、たとえば高齢化社会、そこで不可欠な生涯学習、文化の国際化、世界各地で未だ絶えない紛争等、人間の営みに関する多くの課題があります。それを見れば、世代、性別、国境等の壁を超えて、人々が「共に生きる」道を尋ねる尚絅学院の建学の精神とその使命は、21世紀の社会においてますます重要な意味を持ってくることは明らかです。そこで本学は、尚絅学院の建学の精神をしっかりと受け継ぎ、「キリスト教精神と豊かな教養によって内面をはぐくみ、他者への愛と奉仕の心をもって社会に貢献する人間を育成する」ことを教育理念としています。

本学総合人間科学部は、社会に存在する人間を多様な観点から多方面にわたり科学的に考察し、それらの統合による総合的な人間理解を追求し、文化や社会の新たな創造に主体的に取り組む活動的な人間の育成を目的とする学部として、2003年にスタートしました。また、大学院総合人間科学研究科は、人間を「こころ」と「からだ」の統合という視点から捉え、人間の健康な生活の営みに関わる諸問題を科学的に研究し、これを実践に活かすことを目的に開設されました。

この目的を達成するため、本学は、6つの学科3つの専攻にわたる幅広い学問分野を一つの学部・研究科のもとに置いて、人間に深く関わる研究を展開しています。同時にまた、現場体験や参加型授業、実習・演習を通して専門知識や技術を身につける実践的教育を重視し、「つながる、つなげる」共感カと「問いかける」柔軟な思考力とを持って社会に貢献する人材の育成をめざしています。

学生の皆さんには、専門分野や資格に関する授業以外にも、本格的なパイプオルガンを備えた礼拝堂での礼拝やクリスマスなどのキリスト教関連行事、被災者に寄り添い継続的な支援を行っているボランティア活動などにも積極的に関わり、本学での多彩な経験、他者とのつながりを通して、真の人間力に磨きをかけていただくことを期待しています。

さらに、学部および各学科の目的を以下の表のように定めています。

人材の養成に関する目的その他教育研究上の目的

総合人間科学部 キリスト教の精神について理解を深め、基礎的な学習能力と豊かな教養を身につけるとともに、「人間」に関する事象を多面的・科学的に解明する諸学問領域を学び、市民として、また職業人として、他者への愛と奉仕の心をもって社会に貢献する人材を養成することを目的とする。
表現文化学科 表現文化の歴史と構造について総合的な知識を持ち、その知識をマルチメディア的な情報発信やプロデュース活動における資源として活用できる能力を身につけ、社会と文化の発展に貢献する人材を養成することを目的とする。
人間心理学科 社会や日常生活をめぐる諸問題を人間諸科学と心理学の手法によって解決するための知識と技術を身につけ、社会に貢献する人材を養成することを目的とする。
子ども学科 子どもの心と体を理論的、実践的に学ぶことを通して、子どもが全面的に発達するように支援することができる能力を身につけ、社会に貢献する人材を養成することを目的とする。
現代社会学科 現代社会のシステムと構造を理解し、地域社会から国際社会までのさまざまなレベルにおける相互理解と協力関係の発展に必要な知的能力と行動力を身につけ、社会に貢献する人材を養成することを目的とする。
環境構想学科
(旧 生活環境学科)
人間の生活と環境との関係を多面的かつ体系的に理解し、地球環境に配慮した循環型社会と生活空間の創造に建設的に寄与できる能力を身につけ、社会に貢献する人材を養成することを目的とする。
健康栄養学科 管理栄養士・栄養士に必要な能力、すなわち、個々の生活者の生活環境や特性に応じた望ましい生活のあり方を食・栄養を中心に提案し、その実現に向けて総合的に支援できる能力を身につけ、社会に貢献する人材を養成することを目的とする。