【人文社会学類】中山間地域との農業体験を通じた交流 (棚田で田植え) 大川ゼミ
2025/05/26
人文社会学類 大川ゼミでは2021年度から継続して、宮城県北部の栗原市若柳蓬田地区との連携をおこなっています。
若柳蓬田 中山間地集落協定
「若柳蓬田中山間地集落協定」は、中山間農地において集落機能が低下する中、伊豆沼に隣接した斜面に広がる棚田を地域資源と考え、国の多面的機能直接支払制度を活用し、棚田およびその周辺環境の保全活動を行っている地域協定組織になっています。
また令和5年12月より指定棚田振興法に基づく指定棚田地域となりました。
昨年に続き 2度目の田植え
過年度の実績としては、9月に「稲刈り体験」、10月に「サツマイモ掘り」や「エダマメ&ソバの収穫体験」に訪れました。また11月の収穫祭では、「ずんだ作り」や「蕎麦打ち」も体験しました。
昨年度から、収穫に限らず、春から年間を通じた連携をと企画し、棚田での田植え体験を実施できました。
今回は2度目の田植え体験に、3年ゼミ生5名、4年卒研生1名が参加しました。学生以外にも宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所の方も参加されていました。
手植え&棚田 初体験
はじめに、集落協定の佐藤代表から歓迎のメッセージとともに集落協定についての説明していただきました。
その後、植え方についてのレクチャーを受けてから田んぼに入りました。
学生たちと地元の方が交互に並び、両側から指導を受けながらの「田植え」となりました。
小一時間ほどで植え終わりました。
集会所での交流
田植えを終えた後、集会所(米ヶ浦老人憩いの家)に移動し、おにぎりをいただきながら感想や意見を述べ合い交流を図りました。
学生たちは「田んぼに初めて入った」、「段々になった田んぼをこれまで見たてことがない」などと言っていました。
私や県の方も含めた大人たちは、自分達が子どもだった頃、学校を休んで田植えの手伝いをしていた思い出を語り合いました。
最後に秋以降の収穫に再訪させていただくことを約束し現地を後にしました。