【人文社会学類】中山間地域との農業体験を通じた交流 (棚田で田植え) 大川ゼミ
2024/05/21
人文社会学類 大川ゼミでは2021年度から継続して、宮城県北部の栗原市若柳蓬田地区との連携をおこなっています。
若柳蓬田 中山間地集落協定
「若柳蓬田中山間地集落協定」は、中山間農地において集落機能が低下する中、伊豆沼に隣接した斜面に広がる棚田を地域資源と考え、国の多面的機能直接支払制度を活用し、棚田およびその周辺環境の保全活動を行っている地域協定組織になっています。
また令和5年12月より指定棚田振興法に基づく指定棚田地域となりました。
棚田風景
春からの連携スタート
昨年度までの実績としては、9月に「稲刈り体験」、10月に「サツマイモ掘り」や「エダマメ&ソバの収穫体験」に訪れました。また11月の収穫祭では、「ずんだ作り」や「蕎麦打ち」も体験しました。
収穫のみに限らず、春から年間を通じた連携をと企画はしたものの天候不順などで昨年までは実現できずにいましたが、今年ようやく春から活動を開始することができ、棚田での田植え体験を実施できました。
今回は3年ゼミ生5名、4年卒研生2名が参加しました。学生以外にも宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所の方、栗原市農業政策課の方に加え、栗原中央病院の先生も参加されていました。
挨拶と説明
手植え&棚田 初体験
はじめに、集落協定の佐藤代表から歓迎のメッセージとともに集落協定についての説明していただきました。その後、植え方についてのレクチャーを受けてから田んぼに入りました。
学生たちは、「全くの未経験」、「小学校でのバケツ田んぼ」、「近所での田植え」、「平野部での農作業ボランティア」とまちまちでしたが、中山間地の棚田で手植えというのは初体験でした。あらかじめ土に目印が引かれた所に苗を植え込むのですが、長靴を土にとられ何度も転びそうになりました。
土に足をとられながらの手植え
田植え後 秋の収穫が楽しみ
予定よりも早く、田んぼ1枚へ苗の植え付けが終わり、数名の学生が取材にきていたテレビ局のインタビューを受けました。
作業後には、おにぎりをご馳走になりました。梅干しの塩分がお米の旨さを引き出していました。秋の稲刈りに再度訪問することを楽しみにしつつ帰ってきました。
作業後のおにぎり