尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【人文社会学類】授業紹介「多文化社会演習」こちらは初の台湾実習

2023/09/14

下記コラムでお知らせしてあった通り、本学類の3年生向けの授業「多文化社会演習(新カリ=東アジア文化演習)」の台湾実習を初めて実施しました。

https://www.shokei.jp/faculty/humanities/information/detail.php?p=123

台北桃園空港到着時の集合写真

台北桃園空港到着時の集合写真

コロナ禍以前は中国大連での実習でしたが、その後の入国条件の変更などに伴い、今年は行き先を台湾に変更しました。弘光科技大学(台中)には、これまでもサマープログラムなどでお世話になってきましたが、この授業での実習は初めてです。8/24-9/2の10日間、台中と台北で行った実習には3年生3名と引率2名の合計6名が参加しました。現地では、台湾学生との交流、調査学習の現地調査、台湾文化体験などの活動をしました。

パイナップルケーキ作り

パイナップルケーキ作り

実習の最初の1週間は、台中で過ごしました。協定校の弘光科技大学の学生さんと、交流プレゼンテーション、日本の遊び紹介、インタビュー調査(調査学習)、台湾デザート作りや懇談会、街歩き、成果報告会など、多彩な交流活動を展開しました。本学の学生たちは、プレゼンテーションとして、仙台と本学の紹介をはじめ、お勧めのアニメ、音楽、食べ物について発表しました。さらに、「日本の遊び」として、けん玉と折り紙を準備しており、みな苦戦しながらも楽しんでいました。

日月潭で「原住民」風のダンスを踊る

日月潭で「原住民」風のダンスを踊る

実習の最後の3日間は、台北で過ごしました。有名な観光地である九份や、永康街、西門町などを訪れ、日韓を中心とした多くの国々から観光客が訪れる台湾の魅力を肌で感じることができました。また、キリスト教系の老人ケアセンターである玉蘭荘を訪問し、植民地期に日本語で教育を受けた世代との交流も行いました。玉蘭荘の皆様には大変親切にしていただきましたが、台湾に生まれた彼らが、なぜ自分たちよりも難しい日本語を多く知っているのか?学生たちは歴史をある程度知ってはいても、その歴史の中で生じた大変複雑なライフヒストリーを瞬時に受け止めるのは難しかったかもしれません。この点は、今後の学習でさらに理解を深められればと思います。

台中最終日の成果発表会

台中最終日の成果発表会

慣れない暑さと湿気の中であっても、本学の学生たちは現地学生との交流も現地の文化体験にも積極的に参加し、楽しんでいる様子が印象的でした。弘光科技大学の学生は、なんと有志が最終日に台北の桃園空港までサプライズで見送りに来てくれるなど、実習の最初から最後まで大変お世話になりました。韓国実習同様、今回の台湾実習及び調査学習の成果については、後期授業でしっかりと振り返りをし、成果報告会、報告書の発行を通じて学内外に発信していく予定です。ホームページでも配信しますので、お楽しみに!

玉蘭荘にて

玉蘭荘にて