尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【授業紹介】環境と社会(長谷川公一先生)

2021/08/09

「環境と社会」とはどういう科目?

「環境と社会」では半期15回で、「環境と社会」の関係を考えます。台風の大型化などの気候危機に代表されるように、人間中心主義的なものの見方を相対化して、社会のあり方は、環境的条件に規定されていることを認識する必要があります。環境あっての社会、社会あっての経済であることは、現代に生きる私たちがわきまえるべき基本的な常識です。

具体的に何をするの?

人類初の月面着陸の成功(1969年7月20日、私は中学3年生でしたが、教室でドキドキしながらテレビ中継に見入りました)が、なぜ「環境社会学」を生み出すことになったのか。日本の女性研究者が1967年に書き上げた、世界初の環境社会学の学術論文とは何か。日本の環境社会学の特長。気候危機、原発事故、エネルギー政策転換の必要性、環境NGO・環境運動の役割などを考察します。「尚絅学院大とSDGs」も、人気トピックです。

授業の進め方の特長はどこにあるの? 

全15回のうち4回は、ゲスト講師にお出でいただきます。SDGsに先進的に取り組む企業のオンライン・オフィス見学、地域で活動する環境NGOの職員の方、国際的な環境NGOで活躍されている方、日本で唯一のエコアナウンサーとして活躍されている方をゲスト講師に招いています。SDGsや「環境と社会」を「自分ごと」として捉えられるように、自分自身の生き方の問題として捉えられるように工夫しています。