尚絅学院大学

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【人文社会学類】社会調査実習報告書『山形県西置賜郡白鷹町深山・黒鴨集落の現在』が完成しました

2025/05/08

 「社会調査実習」は、地域社会の実態を把握するためのデータを収集し、分析・考察を加えた報告書を執筆する科目です。山形県西置賜郡白鷹町の山村集落を対象とした昨年度、受講生は、調査テーマ・問題関心の設定や質問票の作成から白鷹町での現地調査を経て、報告書の執筆に至るまで、1年間かけて自らの手で作業を進め、ついに報告書を完成させました。

 

完成した報告書。紅花の町である白鷹町にちなみ、報告書も薄紅色

完成した報告書。紅花の町である白鷹町にちなみ、報告書も薄紅色

 昨年度の受講生(3年生)は調査に対する意欲が高く、教員が指示したわけではないのに、4年生が行う卒業研究の規定をも上回る文字数で報告書を書きました。内容も卒研に勝るとも劣らないものとなり、ひたむきな努力が結実した報告書になったといえるでしょう。昨年度は受講者が2名と少なく、一人あたりに求められる作業量も、例年と比べて多かったはずです。そのような状況下でこのような報告書を完成させたことは、素晴らしいことです。

 

報告書を手にもって記念撮影

報告書を手にもって記念撮影

 「社会調査実習」は、社会調査協会が発行する社会調査士資格を得るための必須科目になっています。報告書を完成させた2人は見事、社会調査士の申請をすることができるようになりました。

 高い意欲をもって報告書を完成させられたのは、2人の頑張りがあったのはもちろんですが、今回調査でお世話になった白鷹町がそれだけ魅力的な場所であり、地域の方々が親身にご協力くださったからでしょう。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 さて、新学期となり、2025年度の「社会調査実習」がすでにスタートしています。長い道のりですが、今年度の受講者も負けることなく、頑張ってほしいですね。

【関連記事】2024年度社会調査実習の調査過程は以下からご覧ください

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