尚絅学院大学

台湾短期留学プログラム 参加者レポート

【国際交流】台湾 弘光科技大学 サマープログラム報告 ☆8日目~10日目☆

2016/09/14

弘光科技大学(台湾)で行われたサマープログラムの報告ブログ、第3弾!尚絅学院大学の学生3名による報告では、日々の研修や台湾文化・観光地の様子、異文化交流での気づきなどが盛りだくさんです。今回は8日目から10日目の様子を報告します。

■8日目:8月14日

 今日は朝から日月湖に行きました。バスに乗って9時に出発し、二時間ほどで到着しました。キレイな湖が広がり、そのほとりに屋台やお土産屋さんが立ち並んでいました。まず、船で移動し日月湖のキレイな眺めを楽しみました。
 湖の回りにはホテルなどもあり、たくさんの観光客であふれかえっていました。どこに行っても、すぐ写真をとり始める習慣があるのは、どの国でも共通なんだと感じました。
 また、台湾のお寺は、日本のものと異なり、派手な装飾が施されており、文化の違いを感じました。観光地という事で、中には簡単な日本語で話してくれる人もいて、なんだかほっとする場面もありました。

  現地学生のオススメで、お茶で煮た卵を食べました。煮卵に似ていて、美味しかったです。食べ物は美味しいものも多いですが、日本人の味覚には少し合わないものもあり、ちょっと苦戦することもありました。

 寮に戻ると、初めて3人だけでバスを利用して夕飯を食べに行きました。ちょうど研修期間も折り返しなので、こちらでの生活にも慣れてきて、楽しく過ごすことができています。また、基本的な会話では英語を使うため、尚絅の学生同士で会話をするときにも、先に英語が出てくることが多くなりました。他国の学生とのコミュニケーションに困ることも減って来て、「What up?」、「It's ok.」などの表現がとっさに出たり、少し長いセンテンスでも説明できるようになりました。私たちも研修の生活に馴染んできたなと感じます。

  明日はまた中国語の授業があります。少し疲れも感じますが、残り1週間も頑張りたいと思います。(N.S)


■9日目:8月15日

 午前中は中国語の授業でしたが、2日ぶりの授業ということもあって、1時間目は総復習をしました。2時間目は、身体の部位の言い方を練習しました。日本でも馴染みのあるマザーグースの音楽に合わせながら身体を使って学習しました。最後は、1から25の数字を使ってビンゴをしました。ゲームがとても盛り上がり、2ゲームで終わる予定でしたが、4ゲームも行いました。学生が数字を指定するので、発音を注意深く聞かなければなりませんでした。お昼のランチボックスはうどんだったのですが、 他の学生が日本食を食べていることに新鮮さを感じました。

  午後からは「戒指」、いわゆる指輪をつくる予定でした。しかし、担当の先生と連絡がつかず、急遽「泥染」という染物をすることになりました。日本と韓国にも同じようなものがあり、染める原料の中にその2カ国からもらったものもあると学びました。しかし、カラーバリエーションはそれほどなく、日本のほうがたくさんあるそうです。輪ゴムで縛り模様を作るので、各々のオリジナリティが出たのではないかなと思います。仮面同様に記念になるものがまた一つ増えて嬉しいです。

 放課後は逢甲へ行きました。2回目の訪問でしたが、以前行ったところとはまた違う場所に行きました。相変わらずの交通量で、その点に関しては日本の交通整備はしっかりしているんだなと改めて思いました。16日は午後にRainbow Villageを含む4箇所を回ります。どれも有名な場所なので楽しみです。(E.T)


■10日目:8月16日

 今日の中国語の授業はこれまでの総復習(自己紹介、好きな果物、趣味、体の部位)に加え、台湾で有名な珍珠奶茶(タピオカジュース)を例に、台湾での売買フレーズを学びました。面白かったことは、値切りのフレーズ「太貴了(高いです)」や「可以算 便宜 一点嗎(安くできますか)」の学習でしたが、発音が難しく、使うのはまだ先になりそうです。
 お昼には大学で手巻き寿司を食べました。中身はチキンや豚肉など、日本の手巻き寿司とは一味違っていて新鮮でした。

 午後は全員で台中に行きました。「彩虹春村」は小さな公園と路地に無数にペイントがされている場所で、観光地として多くの人々であふれていました。路地裏の建物には小さなグッズショップがあり、ここでペイントを描いた黄さん(なんと94歳)と交流することができます。ペイントの個性も光っていますが、実際にお会いすると、黄さん本人もとてもユニークな方でした。  

 台中孔廳は短時間の見学となり、中をさっと見るだけとなりましたが、古来の造りがとても美しく、どこを見渡しても荘厳な雰囲気が漂っていました。外観はお寺のようですが、歴代の師たちが奉られている歴史的建造物です。現在では笛や墨絵の講習場としても使われています。

  「一中商圏」は大きなショッピング街で、逢甲よりも若者向きの食べ物(スイーツ)や服などのお店が多かったです。途中でバスに乗り、台湾で有名な「宮原眼科」に行きアイスクリームを食べました。元は眼科のビルだった建物を活用していて、このビルにはアイスクリームのお店の他にも紅茶やクッキーのお店などが入っています。レンガ造りがとても風情があり素敵でした。
  一中商圏に戻り、晩御飯は蟹餅を食べました。蟹餅はチヂミのようはもちもちとした食べ物で、手軽な食事として人気があります。30元という価格に加え、これなら毎日食べたいと思える味で素晴らしかったです。
 帰りはほんの少しだけ台中公園に行き、写真を撮りました。周りの景色は見えませんでしたが、夜はライトアップが美しかったです。
 帰ってきてから恒例になりつつある台湾の学生との交流会で、宗教、習慣、賃金、文化のタブーについて話し合いました。台湾学生のバイト収入は辛いものがあると感じました…

 今回サマープログラムでは台湾の学生だけでなく、タイ、ベトナム、アメリカと、様々な国の学生と関わることができているので、習慣や人柄がみんな個性的で、とても刺激を受けています。ユーモアを学びながら引き続きたくさんの文化を吸収したいです。(K.S)


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