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人文社会学類 お知らせ

【人文社会学類】「2026年国史館台湾文献館奨励出版文献書刊 優等賞」を受賞

2026/10/23

 本学人文部門所属(人文社会学類担当)の稲澤努准教授(専門分野:文化人類学・中国研究)が編著者を務めた中国語図書『王崧興《龜山島》與漢人社會研究:當代日本人類學者論考』が、「2026年国史館台湾文献館奨励出版文献書刊 優等賞」を受賞しました。

国史館台湾文献館奨励出版文献書刊 優等賞

 台湾の国史館は、総統府直属の国家レベルの歴史研究機関で、国史編纂、史料の収集と保存、歴史・文化研究の実施および振興を行っています。優等賞は、2025年に台湾で数多く出版された学術書のなかから7点のみが選ばれた、名誉ある賞です。


受賞理由の紹介

王崧興《龜山島》與漢人社會研究:當代日本人類學者論考
譯 者:宜蘭縣立蘭陽博物館
出版單位:宜蘭縣立蘭陽博物館
以人類學家王崧興於1965年龜山島田野調查成果為基礎,重現遷村前漢人漁村的生活樣貌與社會結構,為逐漸消逝的島嶼文化留下珍貴紀錄。此次繁體中文版,譯自2024年日本出版的專書,不僅收錄原著,亦輯錄多位日本人類學家的研究與評析,呈現跨越半世紀的學術對話,見證日學界共同保存、詮釋龜山島歷史記憶的重要成果。
(翻訳)本書は、人類学者・王崧興が1965年に亀山島で実施したフィールドワークの成果をもとに、村落移転前の漢人漁村の暮らしと社会構造を復刻したものであり、次第に失われつつある島の文化についての貴重な記録となっていると言える。また今回の繁体字中国語版は、2024年に日本で出版された専門書を翻訳したもので、原著『亀山島』を収録するだけでなく、複数の日本人人類学者による研究と論評も収録している。半世紀を超える学術的対話を示すとともに、日本の学界が共同で亀山島の歴史的記憶を保存・解釈してきた、その重要な成果を伝えるものである。

 授賞式は9月18日(金)に行われ、同書の出版者・蘭陽博物館の館長である陳碧琳先生が参加されました。

表彰を受ける蘭陽博物館陳碧琳館長(右)

表彰を受ける蘭陽博物館陳碧琳館長(右)

地元の人々との交流の中で

 本書の元になる日本語版『王崧興『亀山島』と漢人社会研究』(風響社、2024年)の出版に先立って、稲澤准教授を含む編著者らが、蘭陽博物館との連携のもと、亀山島及び大渓漁港付近にある亀山島住民が移住したコミュニティを訪問しました。
 それ以来、交流を重ね、2025年2月には、蘭陽博物館でこの書籍に関連するワークショップも行っています。
 

蘭陽博物館でのワークショップに登壇した編著者ら

蘭陽博物館でのワークショップに登壇した編著者ら


 

蘭陽博物館のワークショップで発表する稲澤准教授

蘭陽博物館のワークショップで発表する稲澤准教授

 また、2025年8月には、本学の東アジア文化演習台湾実習の一環で、尚絅学院大学および弘光科技大学の学生らと大渓漁港を訪れるなど、交流を続けています。
 こうした交流の積み重ねの中で、本賞を受賞できたことは大変喜ばしいことです。今後も引き続き研究と、学生を含めた交流を続けたいと思います。
 

 大渓漁港で生桜エビをいただく実習参加学生(右下は生桜エビ)

 大渓漁港で生桜エビをいただく実習参加学生(右下は生桜エビ)

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