尚絅学院大学

2026年4月 START
実践AI&データ
探究コース

AIとデータ活用で未来を拓く

2026年度から開講する「実践AI&データ探究コース」は、全学部の学生を対象に、あらゆる学問領域で必須となるAI活用とデータ分析の考え方、スキルを集中的に学ぶことができるプログラムです。短期間かつ実践的な演習を通して、次世代社会で活躍できる人材を育成します。現代社会で不可欠な「情報」の活用能力(AI活用、データ分析)を、座学と実践で徹底的に習得し、専門分野に情報を掛け合わせることで、新たな価値創造を目指します。

文部科学省認定プログラム準拠(応用基礎レベル申請予定)

本コースは、文部科学省「 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度:文部科学省」に準拠しており、国の定める基準に基づいた質の高い教育を提供します。

身に付く4つの力

本コースでは、社会で求められる以下の実践的な能力を習得できます。

  1. データ分析・活用力

    大量のデータから傾向や課題を発見し、ビジネスや研究に活かす分析手法を習得します。(例:市場トレンド分析、研究データ可視化)

  2. 情報セキュリティ対応力

    データ取り扱いに不可欠な情報漏洩対策、プライバシー保護の知識を習得し、安全な情報活用を実践します。

  3. データに基づく問題解決力

    論理的思考力とデータ分析力を組み合わせ、客観的根拠に基づき問題を特定・解決策を導出します。

  4. AI活用力(基礎理解と実践)

    AIの仕組みを理解し、機械学習モデル構築や生成AIを用いた創造的問題解決に挑戦します。(例:業務効率化、コンテンツ生成)

こんな学生におすすめ!

本学に在籍する全学類の学生が対象です。特に以下に当てはまる方は、ぜひご検討ください。

  1. 自分の専門性×AI活用で差をつけたい人

    文系・理系問わず、自身の専門分野にAI・データ分析スキルを掛け合わせ、新たな価値を創造したい学生。

    (例:経済学×データ分析で政策提言、文学×生成AIで新たな表現探求)

  2. データ分析スキルを身につけたい人

    統計学やプログラミング経験がなくても、データ活用の基礎から実践までを体系的に学びたい学生。

  3. 就職活動で強みを作りたい人

    あらゆる業界で需要が高まるAI・データ分析スキルで、就職活動での差別化、企業貢献できる人材としてアピールしたい学生。

  4. AIを仕事や趣味に活かしたい人

    AI技術の進化に興味があり、実際の仕事や日常生活、趣味に役立てたい学生。

学びの特徴とカリキュラム

学びの4つの特徴

本コースでは、以下の4つの特徴を通じて実践的なスキルを習得できます。

  1. 実践的なスキル習得

    プログラミング基礎から実践的なAI活用(モデル構築、生成AI応用)まで、手を動かしながら体系的に学びます。

  2. データ活用の一連を習得

    データの収集、クレンジング、統計分析、可視化まで、実際のデータセットで実践的に学びます。

  3. 少人数制・きめ細やかなサポート

    講義と演習・グループワーク中心の学習で、担当教員が個別にサポートし、実践力を着実に養います。

  4. 多様な専門分野への応用

    人文科学、社会科学など、様々な分野でのAI・データ活用事例を交えて学習を進めます。

授業科目および修得要件

本コースの修了には、定められた科目の単位修得が必要です。各科目は、AIとデータサイエンスの基礎から応用までを段階的に学べるように設計されています。

必修科目:10単位

実践AI&データ探究コースを修了するために、全員が履修する必修科目です。情報社会で必須となる基礎知識から、AI・データ活用の土台を築く科目を体系的に学びます。

  • 情報リテラシー(1年次開講科目:2単位): 情報社会で必要な情報の探し方、読み解き方、評価方法、適切な情報発信スキルを習得します。デジタルツールの活用基礎も学びます。
  • AI社会とデータサイエンス(1年次開講科目:2単位): AIとデータサイエンスが社会にもたらす変革、産業構造や生活への影響を多角的に考察します。最新トレンドや未来の展望を学び、AI時代をリードする視点を育みます。
  • 情報倫理(2年次開講科目:2単位): AI・データ活用における倫理的課題や社会影響を考察します。個人情報保護、データプライバシー、AIの公平性など、健全な情報社会のための倫理観と判断力を養います。
  • AIの基礎と活用(2年次開講科目:2単位): AIの基本的な概念、機械学習や深層学習の仕組みを理解し、画像認識、自然言語処理など具体的なAI応用例を学びます。
  • データ科学の基礎(3年次開講科目:2単位): データ収集、整理、統計分析の基本手法を習得します。データから傾向を読み解き、意思決定に役立てる基礎知識とスキルを養います。
選択科目:6単位

必修科目に加えて、より専門的なスキルを深めるための選択科目です。自身の興味や将来のキャリアパスに合わせて選択することで、AI・データ活用の幅を広げます。

  • データの数学(1年次開講科目:2単位): データ分析に必要な数学的基礎を習得します。
  • 情報処理演習(1年次開講科目:2単位): データの仕組みを理解し、AI活用の土台を築くための実践的な演習を行います。
  • 実践AI・データ科学(3年次開講科目:2単位): 実際のデータセットやビジネスケースを用い、AI・データ分析手法を複合的に活用します。企画立案から分析、結果解釈まで、実践的プロジェクトを通じて応用力を養います。
指定科目

各学類の専門分野にAI・データを融合させるための指定科目です。所属学類で開講されている以下のいずれかの科目を修得する必要があります。自身の専門分野の知識を深めながら、AI・データ活用能力を実践的に身につけます。

  • 情報収集・分析(人文社会学類2年次開講科目:2単位)
  • 心理学統計法(心理学類2年次開講科目:2単位)
  • 保育・教育ICTスキル(子ども学類3年次開講科目:1単位)
  • 教育の方法と技術(学校教育学類2年次開講科目:2単位)
  • 健康栄養情報演習(健康栄養学類1年次開講科目:1単位)

修了後の進路

本コースで得られるAI・データ分析スキルは、多岐にわたる業界で高く評価されます。コース修了後に想定される進路は以下の通りです。

業界
IT、通信、マスコミ等の情報業界、コンサルティング、研究開発、マーケティング、金融・保険、製造業、教育など。
職種例
データサイエンティスト、AIエンジニア、ITコンサルタント、データアナリスト、Webマーケター、研究開発職など。

本コースへの申し込み方法

本コースは選抜制です。詳細な申請・履修手続きは、4月の教務ガイダンス等で説明します。

コース履修までの主な流れは以下の通りです。

  1. 1年次:ポータルサイト(Campusmate-J)にて資格申請を行ってください。

  2. 2年次:「履修願」を教務課に提出してください。

  3. 選抜:提出された履修願を基に、希望者の中から15名程度を選抜します。

  4. 履修開始

選抜条件
1年次開講科目「情報リテラシー」および「AI社会とデータサイエンス」を修得していることが必須条件となります。当該2科目の成績も選抜において考慮されます。