【人文社会学類】新任教員紹介 竹原万雄先生
2025/06/03
自己紹介
栃木県出身ですが、これまでの人生の半分は東北で過ごしてきました。専門は日本近世・近代の公衆衛生史です。授業では、日本史概論・東北の歴史と文化・地域史などを担当しています。専門研究のほかに、山形・岩手・宮城などで地域にねむる古文書の整理にも取り組んでいます。
コレラ流行をうけて建立された「叢塚」(仙台市青葉区水の森)
研究内容
江戸時代、明治時代の人たちは感染症にどう立ち向かってきたのでしょう。19世紀後半に流行したコレラ・赤痢といった感染症への対策、それを受けた地域の人びとの動向を分析し、近代日本の公衆衛生の展開を追究しています。また、東北地方をフィールドとして各地にのこされた古文書を活用し、景観・人口・産業など多角的な視点から地域の具体的な歴史を探っています。
地域にねむる古文書
学生へのメッセージ
大学で学ぶからには、たくさんの経験を積んで視野を広げつつ、何らかの専門能力を身につけて欲しいと考えています。歴史学であれば、将来、どんな職業につくにせよ、自分の身近にある地域の歴史に関われるような人になって欲しいと思います。