【人文社会学類】新任教員紹介 岡田航先生
2023/07/06
自己紹介
群馬県生まれ、東京都育ちです。今年（2023年）４月着任し、宮城県に引っ越しました。東北での生活は初めてですがとても暮らしやすく、日々癒され楽しんでいます。専門は社会学（環境社会学）です。今年度は講義科目の担当（都市社会論、地域防災システム論、等）が中心ですが、次年度以降開講される予定のゼミや演習科目では、山形県の地域社会について現場で学ぶ体験をしてもらうべく、準備を進めています。
都市空間と農村空間とが混在する多摩ニュータウン
研究内容
社会変動が生じた土地において、「人と自然のかかわり」とはどのように変容していくものなのかについて、地域社会に生きる住民たちの視点から知ることを目的とした研究を行っています。これまで（大学学部生～大学院生）は開発と人口増加が進んだ東京都の多摩ニュータウンにて、歴史的に続けられてきた農作業や民俗行事等について調査を行ってきました。現在は山形県西村山郡大江町の山村での調査も始めています。今後も東根市や最上町等、山形をはじめとした東北での研究を広げていく予定です。
山形県大江町の遠景
学生へのメッセージ
自分の頭だけで考える、もしくはインターネット上に流布する情報だけで考えるのではなく、自身の価値観や常識を相対化することを目指しましょう。そのためには現場で学び、現場の人びとに寄り添い、多様な思いや考えを理解できる力を身に着けることが大切です。4年間の大学生活とは、自分がやりたいと思ったことに対し、自由にトライできる時間だといえます。自由な発想のもとで多くの経験を積んで、その視野を広げていきましょう。