尚絅学院大学

本年４月から人文社会学群長になりました今井誠二です。専門は新約聖書学です。主に教養科目を担当していますが、人文社会学群では「ギリシャ語入門」や「日本近代史とキリスト教」などを教えています。またここ数年は、他の先生たちと一緒に「海外インターンシップ」を担当し、ズーム配信を利用して海外からの特別講師を招いたり、海外留学や海外研修体験を紹介したりしています。今日は、ちょうど小学生に日本語を教えている先生に台湾からズームで参加してもらうことができましたので、「海外インターンシップ」の一場面を紹介します。

この回では、特別講師から台湾の小学生の日本語や英語の学習状況や、台湾での観光対象として日本の人気について報告していただきました。この先生は、小学生や中学生に放課後に日本語を教えていて、日本への旅行を希望する家族や研修を希望する学生へのコンサルタントもしているそうです。台湾では2030年までに、国民が香港や上海のように英語を第二外国語として使用することができるようにする教育プログラムが始まっているそうです。また、夏休みや冬休みの長期旅行といえば、目的地として真っ先に日本が上がることなどが報告され、英語の教育方法や、子どもたちの関心などについて、学生からも多くの質疑が寄せられました。

　今回の講演内容とリサーチを資料として、日本、とりわけ東北を観光目的地とする台湾の人々をターゲットにしたプレゼンテーションを各グループに分かれて作るというのが最終的な課題になっています。
　次回の特別講師は当大学の大学院に在学中にポーランドの国費留学生に応募して留学している先輩から、国内在学時の勉強の様子や海外の大学の研究の様子や留学生活などについてお話しを伺い、リサーチをすることになっており、履修者一度楽しみにしています。