尚絅学院大学

　2025年11月13日の「博物館実習Ⅰ」（本学准教授・正田倫顕担当）では、地底の森ミュージアムから学芸員の方お二人にゲスト講師としてお越し頂きました。まずは森谷華帆様より、「世界中でここだけ」という博物館の特徴について、お話をうかがいました。

　本学の学芸員課程の学生は3年の夏から秋に、学外の博物館で実習を受けます。地底の森ミュージアムにも毎年お世話になっており、実習を通してご指導頂いております。「博物館実習Ⅰ」では2年生を対象に、実習先博物館について予備知識を獲得し、学外実習のイメージを膨らませてもらいます。

　今回は「森の手づくり工房」と題した、ストラップづくりにチャレンジしました。地底の森ミュージアムには野外展示「氷河期の森」がありますが、そこで取れたまつぼっくりを使ったワークショップです。来館者に興味をもって頂くために、学生たちはイベントに参加する立場と運営する立場の二つを同時に考えながら、課題に取り組みました。

　まつぼっくりをビーズやスパンコールなどで飾りつけ、グルーガンで仕上げていきます。学生たち一人一人が個性的な作品を作り上げ、ワークショップを楽しむことができました。学外実習の様子をありありと知ることができ、これからの実習に向けて士気を高めることができました。
　また本学の卒業生である末永碧様のお話をうかがえて、学生たちにとっては大変貴重な経験になりました。現場で働く学芸員の方たちと実際に交流することで、自分たちが将来社会で働く際のモデルケースを学ぶことができました。