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【書籍】オランダ大使館が『ゴッホの宇宙』(正田倫顕著)をSNSで紹介!

2025/08/01

 駐日オランダ王国大使館・総領事館(東京都港区)が、本学准教授・正田倫顕先生の新刊『ゴッホの宇宙』(教文館)SNSでご紹介下さいました。本書の反響は大きく、全国の図書館や書店に続々と入っています。宮城県でも尚絅学院大学図書館はもちろん、仙台市民図書館、名取市図書館などに所蔵されています。皆様も是非手に取ってみて下さい。
 

オランダ大使館のFacebook

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 オランダ大使館からのご案内

 正田倫顕氏による「ゴッホの宇宙」が教文館より出版されました!

 観る者の魂を揺さぶる強烈なエネルギー。フィンセント・ファン・ゴッホを独特の絵画表現へと駆り立てたものは一体何だったのか?ゴッホの本質に迫る、鋭くもダイナミックな思索の一冊。ご注目ください!

https://www.kyobunkwan.co.jp/publishing/archives/20942
 

正田倫顕『ゴッホの宇宙』(教文館)、2025年5月刊行

正田倫顕『ゴッホの宇宙』(教文館)、2025年5月刊行

 教文館編集担当より

 《ひまわり》などの絵画で知られるオランダ出身の画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-18902025年は日本各地でゴッホをテーマにした大規模な展覧会が予定されています。そんな「ゴッホ・イヤー」でもある今年、ゴッホと彼の絵画の内面世界に迫る画期的な研究書が刊行されました。

 特徴的なタッチと鮮烈な色彩、画面から溢れだすようなエネルギーが印象的なゴッホの作品ですが、その独特の表現によって彼が描き出した世界観とはどのようなものだったのでしょうか。本書はこの切り口から、ゴッホの作品と手紙の綿密な分析を通して、彼のキリスト教に対する複雑な感情や仏教への関心に触れつつその宗教性精神性を探っていきます。

 取り上げられている作品は主に《馬鈴薯を食べる人たち》《ひまわり》《星月夜》の3作。いずれも有名な絵画ですが、本書が提示するゴッホの宗教性・宇宙観という視点は、ゴッホ作品を観るときにより深い感動へと読者を誘うことでしょう。

 カラー図版とゴッホの生涯に関するコラムも充実の本書を、ぜひお手に取ってみてください!

 

著者紹介

正田倫顕(しょうだ・ともあき)

東京大学教養学部卒業。ベルギー・ルーヴァン大学に留学。現在、尚絅学院大学准教授。

ヨーロッパにおいて、ゴッホに関するフィールドワークに従事する。ゴッホの暮らした土地、描いた場所、関連美術館などを隈なく調査する。

著書に『ゴッホと〈聖なるもの〉』(新教出版社、2017年)ほか、論文に「ゴッホの《ひまわり》──パリ編(上・下)」(『図書』岩波書店、2020年)、「ゴッホの《ひまわり》──アルル編(上・中・下)」(『たねをまく』岩波書店、2021年)ほか。

日蘭協会では、オンライン講演会「ゴッホと静物画展を楽しむ」を担当(202310月)。

https://www.j-nls.org/event/view/1038
 

前著『ゴッホと〈聖なるもの〉』と併せて、是非お読み下さい。

前著『ゴッホと〈聖なるもの〉』と併せて、是非お読み下さい。

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