尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【人文社会学類】学問紹介 公共政策学とはどんな学問?(藤本吉則先生)

2023/07/18

 公共政策学は、現代社会の問題を解決するための学問です。政治や経済、社会のさまざまな問題に取り組み、それらに対する解決策を検討します。例えば、環境問題、金融政策、社会保障制度の在り方といった大きな問題から、教育格差、情報リテラシーの不足、貧困など、私たちの身近な問題も扱います。

 ところで政策とは何でしょうか?政策とは、住民が日常生活の上で本当に困っている、でも住民だけでは対処できない問題を解決し、住民の福祉の増進(幸せ)につなげるための解決手段(施策、事業)の組み合わせのことです。具体的には、教育制度を改善すること、安定した経済成長を遂げる仕組み、社会的弱者に対する公助の方策などのことです。政策は「政策文書!」のような単一の文書にまとめられているものではなく、法律(規則、規程)や各種計画、予算などに分散して表現されます。公共政策学では、問題の背景や現状を把握し、原因を分析して課題を明確にし、社会の多様な要素を考慮しながら、政策を検討します。政策立案・決定に至るプロセス、政策に対する評価についても研究の対象となります。
 

 現代社会領域で開講している政治学、行政学、法学、経済学、社会学など多くの科目(学問)と公共政策学は関連しています。これらの学問領域の理論や研究手法、例えば政治学では政治過程の分析や権力、行政学では行政組織や行政責任に関する研究などを取り入れながら、公共政策の研究、そして実践を行います。
 公共政策学を学ぶことで、社会の問題や課題について深く理解し、それらに対する解決策を考えることができ、そのために必要な知識やスキルが身につきます。これらの学びを通じて、住民の福祉向上や持続可能な社会の構築など、よりよい社会や未来を築くことに貢献できます。現代社会の課題に対して深い理解を持ち、解決策を提案する力は、これから社会で活躍していく皆さんにとって非常に重要なことです。大学で公共政策学を学んでみませんか。