【健康栄養学類】2024挑戦プログラム表彰式
2024/12/13
12月6日に2024年度挑戦プログラムの表彰式が行われました。今年度は、学群長賞に加え、プレゼンテーション講座講師のリコージャパン㈱早川様、写真の撮り方講座の本学広瀬先生による特別賞も贈呈しました。
2024年度挑戦プログラム学群長賞
きらきら!いちごプロジェクト2024
不完全な宝⽯ 規格外いちごを救いたい!冷凍&ドライいちごを活⽤したスイーツの開発
⾊や形がそろった「ブランドいちご」の影には、マーケットの第⼀線には並ばない廃棄されてしまっている⼤量の「⾷べられる美味しい規格外いちご」が存在します。この規格外いちごを冷凍&ドライ加⼯することによって収穫と製品製造の時期を問わず、そして新たな芳醇な⾹りと⾷感を活かしたスイーツ (マドレーヌ、シロップ)に仕上げ、不完全な宝⽯を輝かせる新しい価値を創出できたことが⼤きく評価できます。「⾷べられるものは捨てない!」SDGs賞とのダブル受賞です。
学群長賞はポスター閲覧者の投票で最も高い評価を受けた発表となります。尚志祭と学内展示でご投票いただいた皆様ありがとうございました。
学群長賞おめでとうございます!
特別賞はダブル受賞
特別賞:ベストリコージャパン賞
(リコージャパン株式会社 PP 事業部 マーケティング推進室 早川 真⼀郎 ⽒ 選)
家族で⾻コツ乳和⾷
⻘と⽩をベースカラーにしつつ、画像やイラストを効果的に使う事で、⽜乳・ホエイがテーマという事がパッと⾒た第⼀印象で伝わってきます。情報も、報告とレシピを2 枚に分ける事できれいに纏まっていますし、強調したいポイントにベースカラーと反対⾊を効果的に使っている点など読み⼿への配慮を感じます。皆さん素晴らしいご報告ぞろいでしたが、伝えたい情報をきちんと伝えるための配慮という観点では、このポスターが頭ひとつ抜きんでていると感じました。
特別賞:ベストフォトジェニック賞
(尚絅学院⼤学 総合⼈間科学系 ⼈⽂部⾨ 廣瀬 愛 教授 選)
家族で⾻コツ乳和⾷
乳和⾷レシピとして提案されていた料理の写真を撮る際に、それぞれのお料理のホエイを使っているポイントやおいしそうに⾒せたいところを意識して撮影されている点がとても良かったです。特に「厚揚げのホエイあんかけ」のあん」のとろみ、「はらこ飯」のイクラの粒のつや、「⽔まんじゅう」の⽪のつるつる感が、光の当て⽅でとてもおいしそうに⾒えます。料理を撮影するカメラ位置にも⼯夫が⾒られます。「はらこ飯」のご飯の部分が少し暗いので、ここにも光を当てると鮭のおいしさがより伝わります。
健康栄養優秀賞(3題)
栄養ケア部⾨:家族で⾻コツ乳和⾷
⽇本⼈の⽼若男⼥のすべてにカルシウムの摂取が不⾜しています。カルシウムの有能な供給減である「乳」に着⽬して、⽇常的にそして⼿軽に「乳」の摂取量を増やすため、⽜乳をホエイとカッテージチーズに分離して利⽤する⼯夫、宮城の郷⼟⾷や⾝近な⾷材で作れるように⼯夫したレシピ開発は、「乳」の新たな摂取のかたちを提案するものです。さらに、ホエイを料理に使うことで料理のコクや旨味が増し、調味で減塩も期待できるという発案は、現代⽇本⼈の栄養問題を捉えた有意義な提案と評価できます。
⾷品開発部⾨:パン開発活動「丘の上のパン屋さん」
(株)東北ライフ企画BRING 様とのコラボで、パンの開発を通して、⾷材の選定、価格設定、⾷品表⽰法に基づくラベル作成、パッケージデザインなどの多⾓的な学びは、健康栄養学類での4年間の集⼤成ともいえる挑戦だったことが想像できます。商品化された満開の桜をイメージした‵桜さくさくベリーパン′は、2回の学内販売で、昼休みアッという間に完売した⼤⼈気パンとなったことも納得です。⼤きな成果と評価できます。
地域連携栄養ケア部⾨:⼦ども⾷堂と地域との関わり 〜⼦どもと保護者をつなぐ⾷事〜
せんだいこども⾷堂でボランティアとして、献⽴を考案し、調理、提供するという経験は、多様な参加者のニーズにあわせた対応が求められ、⼀つのメニューでも味付けを臨機応変に対応できる形を取り⼊れるなど、参加者全員が楽しく美味しく⾷べるための⼯夫を駆使したことが伺え、評価できます。将来の管理栄養⼠としての仕事にこの経験を繋げてほしいと期待します。
優良栄養サポート賞(2 題)
⾷ったら⾶ぶぞ絶品ラザニア
卵、乳、⼩⻨にアレルギーを持つ⼈も安⼼して楽しめる⾷の範囲を広げるために、卵、乳、⼩⻨を除去したラザニアのレシピ考案への挑戦はハードルの⾼いものであったと察します。代替え素材の選定というよりも新たな発想で卵、乳、⼩⻨を使⽤しない新しい絶品ラザニアに仕上げた(試⾷できなかったことが残念・・・)ことが評価できます。
アスリートへの栄養サポート
「スポーツをする上での朝⾷の必要性」をテーマに献⽴例やおたよりを作成し、どのようなスポーツ選⼿にもわかりやすく「栄養管理」の重要性を啓蒙して、何よりも今後に活かせる継続性をもった意識改⾰、⾏動変容につながるサポートであったことが評価できます。
地域連携奨励賞(2題)
地域活動探検隊 〜健康の輪をつなげ〜
地域の敬⽼会や障害者スポーツ、⼦育て⽀援教室、⾷育交流会など幅広いライフステージの⽅々と交流を⾏う地域の管理栄養⼠が携わる公衆栄養活動への参加は、将来、管理栄養⼠として活躍するために⾒聞を広げることができ、有意義な経験だったと思います。積極的な挑戦的⾏動は評価できることです。
⼤⾖ミート de カフェ 〜⼤⾖ミート×地元⾷材でカフェメニューの開発〜
搾油後の脱脂⼤⾖を原料とした⼤⾖ミートは、低脂肪、⾼たんぱく質で低エネルギー⾷品であることからヘルシー⾷材として注⽬されています。宮城・⼭形・秋⽥の⾷材をふんだんに盛り込み、⼤⾖ミートと地元⾷材を掛け合わせたカフェプレートのメニュー開発は、「 ⼤⾖ミート」の魅⼒を引き出し、「 ⼤⾖ミート」を⾝近に利⽤できる新しいヘルシーな⾷材であることを啓発しているものと評価できます。
SDGs賞(1題)
きらきら!いちごプロジェクト2024
不完全な宝⽯ 規格外いちごを救いたい!冷凍&ドライいちごを活⽤したスイーツの開発
規格外いちごの有効活⽤を促すレシピを開発し、SDGs ⽬標12 の推進に挑戦し、持続可能な⾷⽂化の推進に向けた取り組みが評価されました。「⾷べられるものは捨てない!」このコンセプトが SDGs賞にピッタリです。「 ⾷べられるものは捨てない!」このコンセプトがSDGs賞にピッタリです。
今年も恒例の記念撮影!みなさんよく頑張りました
挑戦プログラムのポスターをイオンモール名取3階の地域連携交流プラザにて展示中です。今年はポスター数が多いので2週間にわけました。
11/18~12/2の期間は 2024挑戦プログラム発表会テーマ紹介2でご紹介している4テーマが掲示されています。
12/2~12/16の期間は 2024挑戦プログラム発表会テーマ紹介1 に張り替えます。
イオンモール名取にお越しの際はぜひお立ち寄りいただき、学生たちの力作をご覧ください。
また、尚志祭で掲示した卒業研究の中間報告も大学構内で掲示しました。
今年も連携交流プラザで展示しました