尚絅学院大学

人間学専攻 お知らせ

人間学専攻院生室からのお便り(その5)

2018/06/26

 皆さんこんにちは。だいぶお久しぶりのお便りとなってしまいました。

 本年度、人間学専攻にも新一年生の方たちが入学されました。二か月が経ちましたが、新たな出会いの連続で、新しい環境に慣れるまではもう少し時間がかかるかもしれません。

 私自身は、修士論文で忙しくしていますが、同時に、彼らに何をしてあげられるのか、何を見せられるのか、何を残せるのか、といった新たな責任も感じています。

 

 最近学部生の皆さんのなかで、大学院に興味を持たれている方が増えているという話を耳にします。また、私自身もTA(ティーチングアシスタント)を通して知り合った学部生の方に人間学専攻のことについて情報提供する機会もあり、実際に肌で感じていることでもあります。多くの学部生の方の卒業後の進路は就職だと思いますが、ここでは進路の選択肢としての大学院について思うことをお便りします。

 

 本学の大学院には心理学専攻、健康栄養科学専攻、そして人間学専攻がありますが、心理学専攻と健康栄養科学専攻は、高度な専門職業人の養成を目指しています。人間学専攻では、様々な学問分野の視点から人間について問題にし、人間の共生を考えていきます。本学のすべての学科の学生の皆さんとも関わり、どの学科の方でも受験できます。意外とこのことは知られておりません、とても残念です。社会人の方にも、留学生の方にも、人間学専攻はその門を開いています(現在、社会人の院生は3名、留学生は2名です)。大学卒業後の進路に「進学」を選択肢の一つとして考えてみるのも良いのではないかと思います。

(現在の院生室です)

(現在の院生室です)

 選択肢とは自身の人生おける可能性です。でも、その様々な可能性の一つ一つを具体的に考えることはとても難しいことです。私たち若者の未来は未知数であり広大ですが、それが逆にまた迷うことにもつながります。時に誰かの肩に乗るのもよいと思います。私はそのようにして大学院に進学しました。今度は、私たちが皆さんのお手伝いをします。大学院のことだけでなく、大学でのレポートや卒論でも私たちにできることはお手伝いします。それがこの大学院への恩返しであり、私たちの成長の証になります。よりよい未来のために、共に頑張りましょう。私たちがこの尚絅で学ぶのはそういった「共生」の思想とその実践です。 

 

 人間学専攻の院生室は、4号館3階、第2コンピューター実習室の隣にあります。ぜひお気軽にお越しください。

(院生室前の目印(ふくろう)です)

(院生室前の目印(ふくろう)です)

(総合人間科学研究科人間学専攻 院生:丑島康一 ウシジマ コウイチ)