尚絅学院大学

心理学専攻 心理行動科学コース

コースでの学び

認知心理学、学習心理学、発達心理学、社会心理学を中心とする各特論は、自分の学習計画に合わせて1年次、2年次のどちらでも履修できるようになっています。また、心理学の科学的研究法について学べるよう「心理学研究法特論A・B」を設けています。さらに、学生と教員が全員参加するゼミである「心理学総合演習Ⅰ・Ⅱ」では、研究構想・研究結果の発表とそれへの質疑応答を継続的に行うことにより、研究課題の設定、文献の検索とレビュー、調査・実験の立案と実施、データの分析、修士論文の構成、プレゼンテーションの方法を2年間かけて修得し、修士論文の完成を目指します。

教員紹介

研究科長 教授 水田 恵三 (みずた けいぞう)

災害時において、避難所や仮設住宅で人々がどのように暮らしていくのかを研究しています。災害時ですからマニュアルどおりの避難所運営などないのですが、それにしても避難所がうまく運営されると、人々の精神的身体的安定度もずいぶんと違ってきます。そのような災害後の行動や人を助ける行動を研究し、大学院での授業で話しています。

  • 担当科目:社会心理学特論、グループ・アプローチ特論
  • 主な経歴:山形少年鑑別所法務教官、尚絅学院大学教授、仙台市防災会議原子力防災部会委員、岩手県噴火予知連絡協議会委員
  • 専門分野:災害後の行動、援助行動、集団行動

教授 行場 次朗 (ぎょうば じろう)

AIやITが進んだ今日、その現状は比較的容易に符号化できる情報の処理が中心であり続け、人間の心のはたらきの土台となっている感覚や感性の機能については、研究が思うように進んでいません。そこで人間の多感覚情報処理の特性や、そこから創発される感性のはたらきを解明し、得られた知見をもとに、人間とAI・ITの相互作用の円滑化や安全化を計るとともに、新たな社会形態に調和する心の発達や支援につながる研究を皆さんと一緒に進めたいと思います。

  • 担当科目:神経心理学特論
  • 主な経歴:九州大学文学部助教授、東北大学大学院文学研究科教授
  • 専門分野:感覚知覚心理学、感性心理学、人間情報処理

教授 田島 裕之 (たじま ひろゆき)

人間の行動は、出来事−環境事象−の経験によって変容します。授業では、学習心理学、行動分析学で解明した行動変容の原理を整理し、その応用可能性を探ります。大学院では、「自分で調べる」ことが大学以上に求められ、また、「ものの見方が普通の人と異なる」ということが有利に働きます。

  • 担当科目:心理学研究法特論A、学習心理学特論
  • 主な経歴:信州大学人文学部助手、東北大学大学院情報科学研究科助手
  • 専門分野:学習心理学、行動分析学

教授 小泉 嘉子 (こいずみ よしこ)

人とのかかわりや人生のさまざまなイベントを経験することを通して、生涯にわたって人がどのように変化していくのかを研究するのが発達心理学の領域です。講義では、皆さんにこの「人がどのように変わり続けるのか」という問題について一緒に考えていただきたいと思います。

  • 担当科目:発達心理学特論、心理学研究法B
  • 主な経歴:名取市個人情報保護審査委員、名取市障害者計画等策定懇談会委員、子どもの食を考える相双地域ネットワーク会議ワーキング部会アドバイザー
  • 専門分野:ことばの発達、配慮表現(ポライトネス)、気になる子どもの社会性発達

准教授 池田 和浩 (いけだ かずひろ)

過去に起きたつらい出来事の記憶は、PTSDに代表されるような精神的苦痛をひき起こします。こうしたネガティブな記憶による苦痛を取り除くための新たな語り直しの手法を認知心理学的実験手法をベースに探索しています。基礎的な実験成果を社会に役立てるべく、共に応用性の高い研究に取り組みましょう。

  • 担当科目:認知心理学特論、神経生理学特論
  • 主な経歴:山形大学助教、尚絅学院大学講師
  • 専門分野:自伝的記憶、転換的語り直し、ほめことばの効果

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