尚絅学院大学

心理学類 在学生と卒業生に聞く成長へのプロセス

スクールカウンセラー
を目指す、ワタシの今。

在学生

佐藤 玲南さん
心理学類(秋田県 横手清陵学院高校出身)
様々な理由から学校や家庭という環境で過ごすことが辛いと感じている小中高生に寄り添える公認心理師になりたい。

人間について様々な視点から学んでいます

心理学類では、人の心について深く学び、さらに他学類から、哲学や倫理学、宗教学といった人間学系の科目も学んでいます。一見、関連性が薄いと感じる科目でも、様々な視点から学ぶ点でつながっており、知識を得るほどに視野の広がりと深まりを実感します。スクールカウンセラーや児童心理司の職務内容を学ぶ施設実習も印象に残っています。興味のある教育領域の現場で働いている方の講話を伺えたのは貴重な経験で、将来働くかもしれない環境をイメージできました。

行動過去の学校経験が自己形成に与える影響について研究

4年次は「過去の学校経験が現在の自己観に与える影響について」というテーマで、大学生を対象に研究を進めています。学校での勉強や部活動、友人や教師との関わりが、その後の自己形成にどのような影響を与えているのかを細かく分析していきたいと考えています。卒業後は、教育現場で公認心理師として働きたいと考えています。様々な機関との連携が求められるため、医療や福祉といった分野の知識も幅広く勉強するよう心がけています。

目標

臨床心理士
として奮闘する、ワタシの未来。

卒業生

八代 愛結さん
2016年度 人間心理学科卒業
2018年度 大学院総合人間科学研究科心理学専攻修士課程修了
(山形県 上山明新館高校出身)
児童養護施設大洋学園勤務。家庭での養育が困難なため入所してきた子どもたちへ心理的ケア、面接や心理検査の他、生活自立支援を行う。

さらに成長人々の健康を支える仕事に大学での学びが活かされています

大学時代、ファシリテーターとして喪失体験をした子どもたちと関わる機会がありました。その経験を通して、子どもたちに寄り添いながら同じ時間を共有し、成長の手助けができる存在になりたいと思いました。大学院では、「こういうアプローチをしたら子どもたちはどんな反応をするんだろう?」など、より具体的に心理の仕事に就いた時のことをイメージしながら研究を深めました。6年間で身につけた心理士としてのスキルは、私の大きな財産です。

銀行員
を目指す、ワタシの今。

在学生

船山 由人さん
心理学類(宮城県 仙台城南高校出身)
目標は銀行員になって中小企業を活性化させること。金融系のオンライン講座の受講や簿記の資格取得に力を入れる。

石巻市の大川小学校を訪問
初めて他人事から自分事へ

人は何に惹かれ進む先を選択していくのか。そんな“職業選択における心の動き”に興味を持ち、心理学類を選びました。2年次のフィールドワークで、震災被害に遭った石巻市の大川小学校を訪問したことが印象に残っています。その光景を見て、自分に何かできることはないかと考えるようになりました。震災による直接的な被害を受けなかった私は、震災時の映像やニュースを見ても“どこか遠い世界の話”と感じていましたが、初めて他人事から自分事に考えが変わりました。

行動人や企業、地域に寄り添える活動への思い

自分にできることは何だろう。一人では答えが出なかったので、アドバイザー先生の紹介で、NPO法人まなびのたねネットワークの代表理事・伊勢みゆきさんのもとで、小中学生を対象としたキャリア教育や校外学習のサポートを始めました。社会に出て、働いている人と意見を交わし合うことはとても貴重な体験でした。目標を持ってイキイキと活動する方々との交流はとても刺激的で、これからもっと人や企業、地域に関わっていきたいという気持ちを強くしています。

目標

公務員
として奮闘する、ワタシの未来。

卒業生

阿部 嘉巳さん
2018年度卒業
(福島県 福島西高校出身)
福島県職員として大笹生学園に勤務。障がいを抱える児童に対し、個別支援計画に基づいた日常生活支援を行っている。

さらに成長学生生活のすべてが今につながっていることを実感しています

実際の現場で実感するのは、心理学の専門的な学びはもちろん、客観的に物事を見つめる視点や継続する力、そして茶道部の活動を通して身につけた礼儀作法などまでも活かされていることです。コミュニケーションが難しい児童に向き合っている今、日々試行錯誤して意思疎通ができた時、4年間の成果に感謝するとともに大きなやりがいを覚えます。

※在学生・卒業生のコメントは、現行カリキュラムの内容となっています。