【国際交流リレーエッセイ 第83回】 留学生活を振り返って
2026/10/17
国際交流リレーエッセイ第83回目は、中国の浙江越秀外国語学院からの交換留学生として1年間本学で学んだ張晨夕さんによる国際交流エッセイを紹介します。
仙台に着いた!
私の留学生活は、仙台に着いた日から始まりました。初めて海外で生活するので、出発する前から少し不安な気持ちがありました。そして、仙台に行く飛行機が遅れてしまい、最初から少し大変でした。 仙台空港には国際交流センターの職員さんが迎えにきてくれて、私を寮まで連れて行ってくれました。寮の部屋に入ると、私を歓迎するためのメッセージが書かれたボードが置いてありました。それを見た時、とても感動しました。知らない場所に来て不安だった私にとって、最初に感じた日本の優しさだったと思います。この日のことは、今でもよく覚えています。
寮の部屋に用意されていた歓迎メッセージ
尚絅学院大学での生活
私が留学した尚絅学院大学は、とてもきれいな大学でした。広いキャンパスの中には自然も多く、毎日歩いているだけでも気持ちがよかったです。特に私の印象に残っているのは、学校にいるヤギです。最初は少し驚きましたが、ヤギを見るとなんとなく楽しい気持ちになりました。日本の大学でヤギを見ることができるとは思っていなかったので、今では留学生活の面白い思い出の一つです。 授業では、先生たちがいつも丁寧に教えてくれました。日本語で授業を受けることは最初は簡単ではありませんでしたが、先生がゆっくり説明してくれたり、分からないところを教えてくれたりしたので、少しずつ慣れることができました。 また、国際交流チームSIPSの学生たちもいつも積極的に助けてくれました。生活のことや学校のことなど、分からないことがある時に相談できたので、とても安心しました。たくさんの人に助けてもらいながら大学生活を送ることができたと思います。
友達と色んな場所に出かけた思い出と尚絅のヤギ
友達と出かけた思い出
留学生活の中で、友達と一緒に出かけたことも大切な思い出です。留学の前半には、チューターのここさんが私たち留学生を水族館に連れて行ってくれました。みんなで一緒に水族館に行くことができて、とても楽しかったです。特にイルカのショーが印象に残っています。イルカが大きくジャンプする姿はとても迫力があり、見ていて感動しました。その後、ラプラス公園にも行きました。 留学の後半には、ななさんとちひろさんと一緒にアンパンマンミュージアムに行きました!プリクラを撮ったりして楽しく過ごしました。また、おいしい小籠包も食べました。日本で友達と中国料理を食べるのも少し面白くて、楽しい一日になりました。
冬の思い出
私にとって冬も忘れられない季節です。私は雪があまり降らない杭州に住んでいるので、仙台で初めて大きな雪を見ました。窓の外が雪で白くなっているのを見た時は、とても新鮮な気持ちになりました。冬には尚絅学院大学で秋保を拠点に活動しているアキウ・ヒト・ツーリズムの学生たちが企画した秋保へのバスツアーに参加しました。みんなで秋保の滝を見に行ったり、雪の中で過ごしたりしました。そして、初めてスキーにも挑戦しました。スキーでは、はなさんやさやさんと知り合いました。二人ともとても優しく、いろいろな話をしてくれました。パトリック先生もスキーの滑り方を教えてくれました。私はスキーが初めてだったので、何回も転びました。でも、転びながら少しずつ滑れるようになるのが楽しかったです。今考えると、転んだことも含めて大切な思い出です。
白石川堤一目千本桜と蔵王御釜
留学して、東北の自然の美しさをたくさん知りました。 特に印象に残っているのは、桜です。春の時に、白石川に行きました。千本桜だけではなく、遠くに蔵王連峰の雪の山を見ることでもできました。とても印象的でした。 その後、SIPSの蔵王バスツアーで御釜にも行きました。幸運なことに、その日は天気がとてもよかったです。御釜では、とてもきれいな火山湖を見ることができました。写真では見たことがありましたが、実際に見ると想像していたよりも壮大でした。仙台に留学しなければ、このような景色を見る機会はなかったと思います。
巫女体験
今年5月に太白区長町で行われた「ながまち三縁日・舞台八幡神社・蛸薬師如来祭典神輿渡御」に巫女さんの衣装を着て参加しました。ななさんとちひろさんと一緒に長町の周辺をみんなで歩きました。 今まで巫女さんを写真で見ることはありましたが、自分が実際に巫女の服を着ることになるとは思いませんでした。とても特別な経験だったと思います。 祭りの日はたくさんの人がいて、とてもにぎやかでした。普段の生活とは違う雰囲気の中で、友達と一緒に活動することができて楽しかったです。日本の文化を本だけではなく、自分で体験できたことがよかったと思います。
蔵王御釜と長町縁日の巫女さん体験
仙台七夕まつり
仙台七夕まつりも、私にとって特別な経験でした。日本語の教科書で七夕について勉強したことはありましたが、実際のお祭りを見るのは初めてでした。 街にはたくさんの七夕飾りがあり、とてもきれいでした。実際に見ると、教科書で勉強したものが本当に目の前にあるような感じがして、不思議な気持ちになりました。 また、ななおさんと一緒に浴衣のイベントにも参加しました。浴衣を着て、たくさん写真を撮りました。仙台七夕まつりはとてもにぎやかで、日本の夏のお祭りの雰囲気を直接感じることができました。友達と一緒に参加できたことも、いい思い出になりました。
一人で日本を旅行した思い出
留学中、私は一人でいろいろな場所にも旅行しました。東京、大阪、青森、弘前、横浜、盛岡、八戸、長野など、たくさんの場所に行きました。 旅行では、きれいな景色だけではなく、いろいろな日本の文化を見ることができました。とても迫力のある花火大会を見たり、子どもの頃から行ってみたかった三鷹の森ジブリ美術館に行ったりしました。三鷹の森ジブリ美術館に行った時は、「ずっと行きたかった場所に来ることができた」と思い、とてもうれしかったです。青森では、種差海岸の広い景色を見ました。また、蕪嶋神社にも行きました。そこにはたくさんのカモメがいて、とても印象に残っています。そして、浪漫のある金魚列車にも乗りました。普段の生活ではできない経験をたくさんすることができ、一人旅行をしてよかったと思います。
日本各地に旅行した思い出
忘れられない一年間
一年間の仙台留学を振り返ると、本当にたくさんの思い出があります。最初は海外で生活することに不安があり、日本語で授業を受けたり、友達と話したりすることも緊張しました。しかし、先生や国際交流チームSIPSの学生、チューターさん、そしてたくさんの友達に助けてもらい、少しずつ日本での生活に慣れることができました。 留学を通して、日本語の会話能力も前より上がったと思います。最初は言いたいことをうまく日本語で言えないこともありましたが、毎日の生活の中で日本語を使うことで、少しずつ自信がつきました。そして、留学中に日本語能力試験N1にも合格することができました。 仙台で過ごした一年間は、私にとって忘れることのできない時間です。日本で出会った先生や友達に出会えて、本当によかったと思います。これから中国に帰っても、仙台で過ごした一年間を忘れずに、留学で学んだことをこれからの生活に生かしていきたいです。