尚絅学院大学

国際交流エッセイ リレーエッセイ

【国際交流リレーエッセイ 第82回】 韓国留学を振り返って

2026/09/11

国際交流リレーエッセイ第82回目は、韓国の協定校での半年間の留学を終え帰国した安部 くれあさん(心理学類3年)による報告エッセイをお届けします。
 

韓国留学を振り返って

私が韓国への留学を決意した理由は、実践的な韓国語能力を身につけ、異文化に触れて視野を広げ、そして新しい環境でさまざまなことに挑戦し、自分自身を成長させたいと考えたからです。大学で韓国語を学ぶ中で、教科書で学ぶだけでなく、実際に現地で生活しながら韓国語を使うことで、より実践的な語学力を身につけたいと思うようになりました。また、日本とは異なる文化や価値観に触れることで、多様な考え方を理解し、自分自身の視野を広げたいと考えました。さらに、慣れない環境での生活や新しいことへの挑戦を通して、自立心や行動力を身につけ、自分自身を成長させることも留学の大きな目標でした。留学前は、授業についていけるか、現地での生活に慣れることができるかといった不安もありましたが、それ以上に新しい環境で多くのことを学び、自分を成長させたいという気持ちが強く、留学を決意しました。

留学中は学部の授業を韓国語で受講しました。授業では専門用語が多く、教授が話すスピードも速かったため、最初は内容を理解することに苦労しました。しかし、分からない単語はその都度調べたり、授業資料を繰り返し見直したりすることで理解を深めることができました。特に印象に残っているのは、「グローバル科学知識探究」の授業です。この授業では実際にKAISTか科学館を訪れ感想や印象的に残った展示についてまとめる課題があり、韓国で仲良くなった日本人の友人と一緒に科学館を訪れました。 特に、中村先生の授業では、韓国語で行うスピーキングテストや韓国人学生と交流する機会がありました。実際に韓国語でコミュニケーションを取ることは緊張しましたが、自分の言葉で相手に伝わったときは大きな達成感を感じました。授業を通して韓国語での実践的なコミュニケーション能力が向上しただけでなく、積極的に話しかける姿勢や異なる文化を持つ人と交流する楽しさを学ぶことができました。

授業の一環で訪れた国立中央科学館

授業の一環で訪れた国立中央科学館

韓国で生活する中で、日本とは異なる文化や習慣を数多く経験しました。食文化や公共交通機関の利用方法、大学生活の雰囲気など、日本では当たり前だと思っていたことが韓国では異なる場面も多くありました。タクシーやバスのスピードなど、初めは戸惑うこともありましたが、「違い」として受け入れることで、新しい価値観に触れることができました。また、現地の人々と交流する中で、自分とは異なる考え方や生活スタイルを知り、多様な価値観を尊重する姿勢の大切さを学びました。

留学中に最も印象に残っていることは、韓国のプロ野球の試合に招待していただき、観戦したことです。韓国の球場ではチアリーダーを中心に応援歌や掛け声に合わせて観客全員が一体となって応援しており、日本とは異なる応援文化の熱気を肌で感じることができました。この貴重な経験は、韓国人の友人と買い物をしていた際に、韓国のプロ野球選手とその日本人の彼女に偶然の出会ったことがきっかけでした。その選手が以前東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していたことを知り、不思議な縁を感じました。留学だからこそ経験できた出会いや体験は、今でも特に印象に残っています。

休日に遊びに出かけたエキスポ科学公園、みんなで選んだおやつ等

休日に遊びに出かけたエキスポ科学公園、みんなで選んだおやつ等

留学生活では、人との出会いを通して多くのことを学びました。最初の約2か月間は友人関係の悩みでうまくいかないことも多く、精神的に辛い日々を過ごしました。しかし、このままでは後悔してしまうと思い、自分から積極的にさまざまな人に話しかけるようにしました。その結果、多くの日本人や韓国人の友人と出会い、新しい人間関係を築くことができました。この経験を通して、自分から一歩踏み出して行動することの大切さを実感しました。また、特定の友人だけと過ごすのではなく、一人で行動する時間を持つことで新しい出会いや経験につながることも学びました。留学生活で得たこの学びは、今後の大学生活や社会に出てからも大切にしていきたいと思います。

友人たちと韓服で記念撮影

友人たちと韓服で記念撮影

私は、半年間の留学生活を通して、語学力の向上だけでなく、人として大きく成長することができたと感じています。韓国語で学部の授業を受講したことや現地の学生との交流を通して、実践的な韓国語を学ぶことができました。また、日本とは異なる文化や価値観に触れたことで、自分の視野が広がり、多様な考え方を受け入れる大切さを実感しました。留学中には、精神的に辛い時期もありましたが、自分から積極的に行動することで新たな出会いが生まれ、多くの人とのつながりを築くことができました。この経験から、困難な状況でも前向きに行動することの大切さや、新しい環境に飛び込む勇気を学びました。今後は、留学で身につけた語学力やコミュニケーション能力をさらに磨くとともに、異なる価値観を尊重しながら積極的に行動する姿勢を大学生活や将来の社会生活に生かしていきたいと考えています。また、留学で得た経験を自信につなげ、どのような環境でも挑戦する気持ちを忘れずに成長し続けたいです。

 

心理学類3年 安部くれあ