【国際交流リレーエッセイ 第78回】 1年間の韓国留学を振り返って
2026/06/15
国際交流リレーエッセイ第78回目は、韓国の協定校での1年間の留学を終え帰国した木内 優愛さん(人文社会学類4年)による報告エッセイをお届けします。
私は培材大学において、1年間の韓国留学を経験した。高校生の頃から韓国の文化に興味を持ち、実際に現地で生活しながら文化を肌で感じ、理解を深めたいという思いから留学を決意した。この1年間は、これまでの人生の中で最も大きく成長できた貴重な経験であった。 もともと私は内向的な性格で、人と接することが苦手であり、自分の意見を積極的に発信することも少なかった。しかし、留学生活では新たな環境の中で多くの出会いに恵まれ、韓国人学生と共に生活する中で、韓国語での意思疎通が不可欠となった。これまで学んできた韓国語を実際の会話で活かし、たとえうまく伝えられなくても最後まで諦めずに話し続けることを意識した。また、自ら積極的に関わる姿勢を大切にした。その結果、親友と呼べる親しい友人を作ることができた。その友人とは、韓国アイドルのコンサートに行ったり、家で韓国料理を食べたり、ソウルでカフェ巡りやショッピングをしたりと、多くの思い出を共有した。韓国の方と日常的に会話を重ねる中で、新しい語彙や表現を自然に身につけることができただけでなく、細かな意味の違いやイントネーションへの理解も深まった。
韓国の友人と韓国料理、ソウル漢江のほとりなど
大学の授業では、韓国人と日本人の混合グループで日韓文化について韓国語で発表する機会があった。授業外でもカフェに集まり、原稿の内容や発音について何度も確認し合った。放課後には学校でピザやお菓子を囲みながら課題に取り組み、学校生活、文化の違いなどについて語り合う中で、相互理解を深めることができた。発表本番では、先生から良い評価をいただき、大きな達成感と喜びを感じた。この経験から、協力することの大切さと日々の積み重ねが成果につながる喜びを実感した。
留学前期の半年間は、授業や生活に慣れることで精一杯であったが、後期になると次第に余裕が生まれ、より充実した留学生活を楽しむことができるようになった。休日には月に数回ソウルを訪れ、美容体験やカフェ巡りを楽しんだほか、美術館や図書館にも足を運んだ。また、韓国の友人と浦項を訪れたことは特に印象に残っている。澄んだ空気と美しい海の景色は、まるで韓国ドラマの世界に入り込んだかのようであった。海の見えるカフェで過ごした時間は、今でも忘れられない思い出である。さらに、全州、天安・牙山、釜山、慶州など各地を訪れ、それぞれの地域に根付く歴史的建築物や方言、食文化、生活様式を実際に体験した。こうした経験を通して、自分の視野が大きく広がり、異文化への理解がより一層深まったと感じている。
浦項の海辺のカフェ、ピョルマダン図書館、釜山の年越しなど
この1年間は毎日が新鮮で充実しており、あっという間に過ぎていった。留学という長年の夢に挑戦できたことは自分にとって大きな誇りであり、この経験はかけがえのない一生の財産となった。今後は、この留学で得た経験や学びを活かし、主体的に行動し続けながら、さらなる成長を目指していきたい。