尚絅学院大学

学校教育学類 お知らせ

【学校教育学類】 地図記号とピクトグラム:伝達の多様性と感じ方のずれ(齊藤)

2023/07/11

先日、私の息子が社会のテストの答案を持って帰ってきました。
地図記号に関するテストだったのですが、その中に見たことのない記号がありました。
その記号は家の形の記号中に杖のようなマークが入っていました。
どうもこれは「老人ホーム」の記号で平成十八年から追加された記号だそうです。

私自身、地図記号が小学生の頃からろくに更新されていなかったため、久しぶりに調べてみることにしました。
すると追加や削除されているものが結構ありました。
(私の専門の「温泉」の地図記号もいつの間にか変更されていました…恥ずかしい)
ちなみに最新の記号は「自然災害伝承碑」らしいです。

このような地図記号以外にも、町中には様々な絵文字『ピクトグラム』があります。
言語にとらわれずに内容の直感的に伝達できる方法として世界中で用いられています。
日本でもインバウンドの増加に伴い、外国人がよく訪れる場所を中心に新たな地図記号しようと、変更されているものがあります。
確かにホテルや交番の地図記号は外国人にはわかりにくいかもしれません。

このようなピクトグラムも、海外にいくとちょっと勝手が違う場合があります。
写真の非常口案内は私がチェコのホテルの廊下で撮ったものです。非常口の「人の形」自体は国際規格で世界共通なので問題はなく理解できると思いますが、矢印の方向に違和感がありませんか?
奥に非常口がある場合は日本人にとっては矢印が上向きの方がしっくりくるのではないでしょうか。
内容を伝達しようといろいろ工夫しても、国によって人によって感じ方に「ずれ」はあります。
教育も同じで、伝えたいことを工夫・実践することは素晴らしいのですが、やはり常に感じ方に「ずれ」があることを意識する必要はあるのかもしれません。

チェコのホテルにて

チェコのホテルにて