尚絅学院大学

国際交流エッセイ リレーエッセイ

【国際交流リレーエッセイ 第21回】アメリカ留学生活を終えて

2019/10/18

国際交流リレーエッセイ第21回目は現代学科の清野雄太郎さんです。清野さんは4月から本学の協定校、アメリカワシントン州立オリンピックカレッジに交換留学中し、半年の留学を無事終え9月に帰国しました。


アメリカ留学生活を終えて

半年間の留学生活が終わりました。
この半年は、私の大学4年間で1番充実した日々となりました。


大学での学び
夏クォーターは文法・スピーキングのほかにアメリカの文化について学びました。ネイティブアメリカンについて学んでいく中で、長文読解や単語を覚えていきました。
春クォーターよりも授業日数は少なかったのですが、長文読解の課題が多くかなり苦戦しました。  


アメリカでの経験
夏クォーターは留学生活にも慣れ、ワシントン州内だけですが、いろいろなところへ行きました。
中でも印象的だったのが、カフェラッテで有名なレーニア山(Mount Rainier)に行ったことです。
レーニア山は標高4,392mと富士山よりも高いです。日本一高い山に登る前に、それよりも高い山を登ってしまいました。レーニア山は空気が澄んでいてとても綺麗なところでした。この日は天気が良く絶好のハイキング日和でした。
ちょうど課題が立て込んでいた時期だったため、良い気分転換となりました。

ネイティブアメリカンのトーテムポールとレーニア山

ネイティブアメリカンのトーテムポールとレーニア山

語学能力が日常会話ができるレベルになったので、シアトルに街歩きにも行きました。
シアトルはいろいろな国の言葉が飛び交う場所で、道を歩いているだけでも面白い場所です。
私は観光地で有名なパイクプレイスマーケット(Pike Place Market)とスターバックス リザーブ ロースタリー アンド テイスティングルーム(Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room)に行きました。
パイクプレイスマーケットにはスターバックス世界1号店があります。平日でも観光客でごった返しているため、そこで買い物するのは大変でした。スターバックス リザーブ ロースタリーは洗練されたおしゃれな空間で、中では大きな焙煎機で焙煎されたばかりの豆を見ることができます。日が暮れた後に行ったので、外観のライトアップもとてもきれいでした。

シアトルの街

シアトルの街

ホームステイ
ホストファミリーが留学生活の最終日にホームパーティーを開いてくれました。アメリカでできた友人が多く集まってくれました。
お別れパーティーと一緒に私とホストシスターの誕生日パーティーも行われました。ホストファミリーと友人だけでなく親戚や近所の人たちまで私たちの誕生日を祝ってくれました。

留学生活最後に最高のひと時を過ごすことができました。

最終日のホームパーティー

最終日のホームパーティー

日本人留学生
春に一緒にスタートした日本学生がいなかったら、私の半年間の留学生活は続かなかったかもしれません。それほど彼らには助けてもらいました。
最初は日本人が多いと感じて、アメリカまで来た意味があったのかと思うこともありました。しかし、彼らは大学とプライベートをしっかり分ける人たちだったので、切磋琢磨しながら充実した大学生活を送ることができました。

メンバーの中にはアメリカの大学を卒業する予定で留学している人もいます。
今度このメンバーに会ったとき誇れるような人になれるように日々努力しています。

日本人留学生の仲間たち

日本人留学生の仲間たち

最後に
留学生活最後の2週間、私はオリンピックカレッジのサマープログラムに尚絅学院大学のメンバーと一緒に参加しました。
このプログラムで私が過ごした5ヶ月間の成果を発揮することができました。メンバーがトラブルに会った時はサポートにまわったり、メンバーと一緒にシアトル行ったときは街案内をしたりしました。
留学の成果を実感し、とても充実した時間を過ごすことができました。


大学生のうちしか長期で海外に行くことはできないと思い、半年間のアメリカ留学をしてきましたが、当初の目標に対する最終的な達成度は、生活面は80%、学業面は30%くらいだったと思います。
生活面は、ホストファミリーと友人に恵まれて充実した日々を送ることができました。しかし、金銭面の関係上他の州に行くことができませんでした。次回は他の州にも行ってみたいです。
学業面は、課外活動としてStudent of Color ConferenceやDiversity Leadership Instituteに参加して、私が研究テーマとしている社会・民族差別問題についての知見を広げることができましたが、私の英語力不足のため、当初の目標だった集中英語コースをクリアして大学の学部講義を履修することができませんでした。be動詞すらきちんと使いこなせない状態でスタートをした為、力不足で履修出来ないのは仕方ないです。ただ、あともう1クオーターあれば履修できるチャンスがあったので、とても悔しかったです。

しかし、私は悔しい気持ちはありますがそれでよかったと思っています。完璧だった場合、そこで満足してしまい、もう海外には行かなくても良いという気持ちになってしまうからです。
この悔しい気持ちと最高の思い出を忘れないで、将来何らかの形でまた海外に挑戦したいと思います。
 

現代社会学科4年 清野雄太郎

尚絅のサマープログラムのみんなと

尚絅のサマープログラムのみんなと