尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【授業紹介】 地域活動実習 

2021/03/26

地域の社会課題を発見し、その解決方法を実践的に学びます!

授業の流れ

 「地域活動実習」は人文社会学類の1年生向けの授業で、前期に「地域活動論」を履修し、地域社会やそこでの諸実践について一定の基礎知識を得た学生を対象としています。この授業ではグループごとに事前学習をしてから、包括連携協定を結んでいる川崎町や名取市などの各地域に赴き、地域活動への参加や、テーマについての調査について事後にまとめを行い、最終週の報告会で発表します。
 2020年度は①移住や観光の促進(川崎町) 稲澤 ②市民活動と公民館(名取ゆりが丘公民館) 渡邊先生 ③特産品づくり(大衡村) 松田先生 ④中小企業と地域(名取市) 張先生 ⑤災害復興と防災(名取市岩沼市) 田中先生、という5つのグループごとに地域を訪れる予定でした。

事前学習

 前回の記事で松田先生担当の大衡村の特産品作りについて紹介したので、今回は川崎町を選択した学生の学びを紹介します。 まず、事前学習での川崎町役場地域振興課職員および地域おこし協力隊の方からレクチャーを受けて川崎町の現状と課題について理解を深めた後、皆で話し合い、青根温泉、地域交流拠点SPRING、仙台から川崎町に移住した方が経営するカフェなどを訪問先に選びました。
 

川崎町役場の方々をお呼びしての事前学習

川崎町役場の方々をお呼びしての事前学習

フィールドワーク

 2020年11月8日にフィールドワークをおこない、それぞれの場所で、移住や観光、あるいは地域振興に携わる方々のお話を伺い、積極的に質問するなどして理解を深めることができました。

みやぎ川崎SPRINGにて

みやぎ川崎SPRINGにて

最終発表会

 フィールドワーク後は、その成果を最終発表会で発表すべく、ディスカッションや発表資料作りをおこないました。また、平行して「ブックレット」の原稿も作成しました。なお、ブックレットは2021年度刊行予定です。 2021年1月29日に行った最終発表会は、お世話になった役場の方などにもzoomを使用していただき、コメントをいただきました。大人数を前にして発表するのは初めてという学生も多く、苦労もあったようですが、その分、得るものは大きかったと思います。コロナ渦のなかで、対策をとりつつご協力いただいた皆様に、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。

「密」を避けての最終発表会

「密」を避けての最終発表会