尚絅学院大学

国際交流エッセイ リレーエッセイ

【国際交流リレーエッセイ 第18回】尚絅での留学生活を振り返って

2019/09/12

国際交流リレーエッセイ第18弾は、2018年9月から1年間本学に留学した、中国・浙江越秀外国語学院の周 曼(シュウ マン)さんです。周さんは本学初めて健康栄養学科への交換留学生です。1年間奮闘した周さんの感想をご覧下さい。


尚絅での留学生活を振り返って


この一年間は本当にあっという間だった。
もうすぐ尚絅での留学生活が終わり、帰国してしまうなんて、いまだに信じられない。

今、振り返ってみると、日本に来たばかりのことは今でもはっきりと覚えている。
空港から寮まで移動する中で、車窓からの景色をずっと楽しんでいた。隣の席に座っていた李さんと「ほら、見て、河北新報ですよね」と看板を見ながら話していた。二人で途中にあったお店の看板や広告などを一生懸命読んで、わからない言葉があると、すぐ電子辞書で調べたりしていた。

来日当時

来日当時


自信を持って話すことができるようになるまで、電子辞書は私にとって一番親しい友達だった。調べれば調べるほど、いろいろな単語がどんどん頭の中に入ってきた。最初は全然わからなかった方言も聞けば聞くほど、その意味がよくわかるようになった。話せば話すほど、より自然な日本語で滑らかに話せるようになった。読めば読むほど、日本語力をもっと高めたいという意欲は日々深くなっていった。

みなさんのおかげで、この一年間、本当に楽しくて、いろんないい経験ができた。

調理実習の授業では、中華料理を作った。異国で肉饅頭を作るとは夢にも思わなかった。
また、ボランティアイベントでは、ゲストティーチャーとして富沢小学校で「提灯」という中国伝統折り紙を教えた。
みんなの協力のもとに授業は順調に進んでいた。

これらの貴重な経験は、尚絅に留学してなかったらできないことだったと思っている。

かけがえのない思い出の数々

かけがえのない思い出の数々

ここでの留学生活は本当に一生忘れられないものになった。

最初は上るのが大変だと思っていた坂ばかりの通学路も、今はもう慣れた。毎日坂を上るとき、いやだなと思いながらも、それでも前を向いて、一歩一歩上って尚絅に通った。勉強にも前向きに取り組んで、自分の夢にもっと近づくために、毎日コツコツ頑張ってきた。

かけがえのない思い出の数々

かけがえのない思い出の数々

留学中、旅行できたことも、日本の素晴らしさを実感できたことも、日本人の友達ができたことも、知識だけでなく人としても導いてくれた先生方と出会えたことも、すべて尚絅に留学に来たからこそだと思っている。

教えてくれた先生たち、手伝ってくれた友達、周りの方々にこの一年間、いろいろお世話になった。

本当にありがとうございました。

私は「さよなら」を言うのが苦手なので、「さよなら」の代わりに「じゃあね」という言葉で終わらせていただきたいと思う。
皆さんとまた会う日が来ることを楽しみにしている。

空港まで見送ってくれた友達

空港まで見送ってくれた友達

交換留学生 浙江越秀外国語学院 日本語学部 周 曼