尚絅学院大学

学校教育学類 お知らせ

【学校教育・人文社会・健康栄養各学類】経験を「伝える」そして「受け継ぐ」

2026/02/24

 高校生のみなさん,こんにちは。

 

 今回は,本学の「教職概論」の授業を紹介します。この授業は,教員免許の取得をめざす教職課程の「入口」に位置する科目です。人文社会学類,学校教育学類,健康栄養学類の1年生を主たる対象として開講しています。第13講では,中学校実習と栄養教諭実習に行った3名の4年生から,教育実習の成果と課題について聞く授業を行いました。

 

 まず,人文社会学類4年菅野龍馬さんです。地元の中学校に教育実習に行った経緯から,話が始まりました。その後,「指導する先生の授業の流れを学び,その順序で行うように心がける」「デジタル教科書を使うことを念頭に置いて,発想を柔らかく生徒の実態に合わせた授業を心がける」「教師と生徒との関係を意識して対応する」など,実習生の基本的な姿勢に触れながらの話でした。


 次に,学校教育学類4年佐藤凛太郎さんは,中学校の実習期間は2週間しかないこと,最後に複数の先生に参観してもらい研究授業をすることなど,教育実習の概要について話していました。その上で,「生徒やクラス全体の特徴をしっかりつかむこと」「教科書だけを教えるのではなく,最近の話題なども取り上げるとよい」「人見知りの生徒とは,ちょっとした文章のやりとりをしてみる」など,実習の際に役立つ内容も伝えていました。


 最後は,健康栄養学類4年佐藤舞花さんです。「指導案は,実習前に作成し事前に提出するとよい」「昼休みや給食の時間には児童と積極的に関わる」「授業を参観した時には児童の反応を確認し、先生方から板書の書き方、指名の仕方を積極的に学ぶ」。小学校に2週間,栄養教諭実習に行った話は,具体的でかつ必要不可欠な内容でした。

 また,「授業後の達成感がすごい!」「1番大事なのは、しっかり眠り、食べて、笑顔で元気に臨むこと」との言葉からは,経験した方だけが感じる教育実習のリアルさが伝わってきました。


 その後,4年生の3人がそれぞれ3グル-プを回り質疑応答を行いました。双方向のやりとりを意識した4年生の司会により,活発な話し合いが行われ,ここにも教育実習の成果がいかんなく発揮されているように感じました。

 

 受講した1年生の感想を紹介します。
 

 私は先輩達の話を聞いて,教職の裏側や授業の作り方,生徒との接し方など多くのことを知ることができました。その中でも,配慮を要する生徒にどう対応するのか,改めて考えるきっかけになりました。また,教科書のデジタル化など自分が中学生の時とは違う授業形態になっていて,少し驚いた部分もありました。(人文社会学類1年)

 

 教育実習の大変さ,難しさを理解することができ,自分の将来の姿を少し想像することができました。とくに,栄養教諭についてあまり知識がなかったのですが,今日のお話を聞いて,実習内容や授業の組み立て方を学ぶことができたので,これから頑張っていきたいと思いました。(健康栄養学類 1年)

 

 今日は,実習に行った3名の話を聞きました。実際に経験した方の話はとても現実的で参考になりました。リアルな生徒との関わりや,授業の進め方など,私も4年生になって,同じ立場になると考えただけでも,とてもワクワクしました。(学校教育学類 1年)

 

 「経験を伝える」4年生にとっては,自身の取り組みを言葉にすることで対象化し,改めて教育実習を振り返り,卒業後の職業生活を展望する良い機会となっていました。

 一方,「経験を受け継ぐ」1年生にとっても,4年生からの情報と自分の知識とを突き合わせることで,今後の学びの道筋を見出す機会とすることができました。

 改めて教育実習は,「一生もの」の体験であることを感じました。みなさんも,本学で「経験の受け渡し」を通じ,より深く「教育」について学びませんか?

(学校教育学類:五十嵐 誓)