【学校教育学類】読み書きが苦手な子どもたちの評価と支援(オススメ書籍情報)
2025/12/22
それでは最初に質問です。
▶小・中学生が学校にいる時間はどのくらい?
A.中学年以降は8時間半程度といわれています(部活動の時間を除く)。
では、
▶小・中学生が学校にいるほとんどの時間にしていることはなに?
という問いに、どう答えますか。
A.ほとんどの時間ということは、
「授業」・「勉強」つまり「読み書き」といえるのではないでしょうか。
:学校で過ごすほとんどの時間を費やしている【読み書きが苦手】ということは、勉強が苦手になり、学校自体が苦手になるリスクも非常に高いといえます。実際に、勉強についていけないことによる不登校の増加も近年の学校教育の課題のひとつです。
読み書きが苦手な子どもたちに、多様な学びの場が保障されてきましたが、読み書きの困難さは、子どもによって困難の在り方が異なります。つまり、それぞれの子どもが「どこに」「どのような」困難を抱えているのかを適切に把握して、効果的な支援につなげることが重要です。
そのために必要な情報として、
・読み書き困難の背景とはなにか
・つまずきに応じた支援とはなにか
を、整理したオススメの2冊を紹介します。
【出版情報】
学校教育学類 特任教授 小池敏英・監修
学校教育学類 講師 成田まい・分担執筆
「LD・学習困難の子の読み書きサポートガイド」
:通常学級における読み書き評価とそれに応じた支援の完成版といえる1冊がこちら。【出版情報】
学校教育学類 特任教授 小池敏英・監修
学校教育学類 講師 成田まい・著書
「家庭でできる!読み書きサポートブック」
:漫画で読み書きの苦手さを分かりやすく解説した、保護者連携のための必見本。
https://www.shokei.jp/research/detail.php?p=107子どもたちの健やかな発達のために、情報リソースのひとつとしてご活用ください。
(学校教育学類:成田まい)