【学校教育学類】授業紹介「基礎実習Ⅱ」2年生が現場見学に向け準備中です!
2025/06/16
教員養成課程で必ず設けられている実習といえば、「教育実習」です。
ところで学校教育学類の4年間のカリキュラムには、独自に設けた実習「基礎実習Ⅰ・Ⅱ」も存在します。
「1・2年次から教育現場で実践的に学ぶことはできないだろうか?」との考えでできたこの科目。
2年次前期、6月の様子をご紹介します。
教科を見比べ、授業構造をつかむ
この6月は2週に渡り、授業構造把握に焦点化した準備を行ないました。
実は、この内容は今年度より新しく更新されたもので、各学校種見学のための具体的準備へ入る前段階として設けています。
2週を使って3名の教員が4教科について講義を行ない、この日(6月11日)は国語科と体育科を扱う日でした。
授業には型があること、けれども型のつくりは教科ごとに微妙に異なること。
教師の行動、教材の扱い、授業の終わり方の違い。
学生もこれらを踏まえて真剣に議論する様子がありました。
こうして基礎理解を確実なものとすることが、より専門的な視点から授業実践を見る眼をつくっていきます。
教材を手がかりに授業構造をイメージ
大学教員も授業研究中
「基礎実習Ⅰ・Ⅱ」は学類の特色あるプログラムであり、地域の協力のもと、早期かつ実践的に学ぶ科目です。
その内容をより質の高いものとすることを目指して、教員も授業研究を行っています。
この日の授業後には教員同士での授業検討会を開き、さらによい内容とするために話し合いました。
「4年間の学び全体との関係づけは十分だろうか?」「さらに改善できることはないだろうか?」
学生や教員が生きている以上、教育カリキュラムも生き物です。
維持・改善するためには絶えず更新することが欠かせません。
学類で学ぶ学生たちにとってさらに良い授業となるよう、努めていきたいと思います。
(文責:梶川 萌)
指導者以外の教員も授業を研究