尚絅学院大学

学校教育学類 お知らせ

【学校教育学類】「尚絅の森」自然観察会(第1回)を実施しました!!

2021/11/20

去る10月22日、「尚絅の森」自然観察会(第1回)を実施しました!

 尚絅学院大学では、持続可能な社会を実現しようとするSDGsの取り組みを積極的に行っています。本プログラムもその一環であり、尚絅の森での探索活動を取り入れた環境教育をプランニングし、小・中学校での授業で活用してもらおうとしています。子どもたちが実際に里山を歩き自然観察を行うことにより、動植物をはじめとした多様な自然環境やその保全の大切さについて学ぶ機会とすることが目的です。

 今回、仙台市立A小学校の4年生18名が参加し、「尚絅の森」で自然観察を行いました。子ども達は本学の山崎裕准教授の説明を聞きながら、サポートスタッフ(学校教育学類1年生)と共に山道を歩き、道端の草花や景観を観察しました。天気も良く、子ども達は元気よく学びながら、里山の探索を楽しみました。

里山は自然との出会いの宝庫!

里山は自然との出会いの宝庫!

 自然観察会は2回実施することになっています。子ども達は今回の訪問について学校で振り返り、疑問やさらに調べたいことについて深めたうえで、12月初旬に2回目の自然観察会を行う予定です。

 サポートスタッフとして参加した学生2名の感想より、今回の様子を紹介します。

◇学校教育学類1年 K.Aさん
 小学校4年生のサポートということでしたが、様々な発見・気づきがありました。一人一人の思考、考え方がとても新鮮で、小学校4年生ってこんなことを考えてるんだと思うことがたくさんありました。私は、"里山"がどんな所か分からず、"里"という漢字を読んで字のごとく、田んぼと土しかない平地だと思っていた、という意見などを聞いて驚きました。今の小学校4年生はそう考えるのかと思ったのが正直な感想です。今回の支援では、私にとって子どもと関われるいい機会になったと思います。
 

「これは何だろう?」たくさんの疑問が見つかりました。

「これは何だろう?」たくさんの疑問が見つかりました。

◇学校教育学類1年 T.T君
 サポートスタッフとして参加させて頂きました。児童は1つの班に3人ないし4人、A~F 班の6班に分かれ、学生スタッフはそれぞれの班に2人ずつ付いてサポートしました。
 児童らは植物をデジタルカメラで写真を撮りながら、積極的に「尚絅の森」を観察し、記録に残そうとしていました。松ぼっくりや、いが栗、どんぐりなども収集していました。事後学習にも大いに役立つことと思います。
 山の中の開けた所に、やまびこが返ってくるスポットがありました。「ヤッホー」と大きな声でやまびこを楽しんでおり、街中ではできない経験だったと思います。山道は所々ぬかるんでいて滑りやすく、転んでしまった児童も数人いましたが怪我等もなく、皆観察会を楽しんでくれた様子でした。
 本学の山崎先生の解説と一緒に、実際に見聞きする事で里山への理解が深まったようです。この経験が、彼らのこれからの学習に役立つことがあるのであれば幸いに思います。私自身、直接子どもたちと関わる経験ができたことに加えて、尚絅の森の豊かな自然を観察することができて、とても楽しかったです。貴重な経験をさせて頂き、有難うございました。

学生たちにとっても子どもと関わる良い機会となりました。

学生たちにとっても子どもと関わる良い機会となりました。

   

帰校した子どもたち。12月の活動も楽しみですね。

帰校した子どもたち。12月の活動も楽しみですね。

※本記事における写真掲載については小学校からの許諾を得ています。

※本プログラムはSDGs推進プログラム「尚絅の森を活用した小・中学校環境教育実践サポート」の一環です。このプログラムの位置づけと詳細については以前の学類記事をご参照ください。
http://www.shokei.jp/faculty/education/information/detail.php?p=53

※本学のSDGsの取り組みについては下記リンクをご参照ください。
https://www.shokei.jp/sdgs/