尚絅学院大学

学校教育学類 お知らせ

【学校教育学類】研究紹介「公募展受賞報告」(相馬)

2021/02/26

 図画工作科を担当している相馬亮です。私は、教員を目指す学生を指導しながら、画家としても活動をしており、現在は「鉛筆による写実表現」について研究をしています。

 さて、研究業績獲得のため、積極的に絵画公募展へと出品していますが、先日応募した第9回「ドローイングとは何か」展において準大賞を受賞させていただきました。(公式HP http://drawing-exhibition.blogspot.com

 「ドローイング」とは本来、絵の具で面を塗る「peinture(仏)」とは対照的な画法で線画、線描画を意味しますが、日本の現代美術界においては紙に描いた習作や下絵をドローイングと称することがあります。美術評論家・金澤毅氏は、ドローイングを完成された線描画として、それらと一線を画されなければならないとして「ドローイングとは何か」展開催実行委員会を立ち上げました。この実行員会が主体となり、優れたドローイング作品を見出し、国際基準に見合ったドローイング展を開催することを目的とした展覧会となります。(公式HP参照)

 今回は、作品数258点から入賞者4名と非常に狭き門でしたが、研究成果としての自己の作品が認められたということは何よりも嬉しいことです。入賞・入選作品は2021年1月20日(水)から1月26日(火)まで東京都美術館にて展示されました。また、副賞として、銀座にあるGALERIE SIMON(公式HP http://g-simon.com)にて準大賞受賞者による二人展を開催させていただけることとなりました。今から少しずつ作品を描き貯め、充実した展覧会を開催できるよう準備を進めたいと思います。

 

【受賞作品】


・タイトル:『私だって飛べるはず』

・制作年:2019年 

・材質等:マットサンダース紙に鉛筆、チャコール、ジェッソ、水彩絵具

・作品サイズ:620×1120mm