尚絅学院大学

教員紹介

竹原 万雄 (たけはらかずお)

竹原 万雄

所属
人文部門 
職位
准教授 
学位
博士(学術) 
担当科目
日本史概論、歴史資料論、地域文化論、地域史 

授業担当分野の概要(卒業研究を含む)

1)歴史学研究の方法
2)日本史を見直す
3)地域史研究の方法
4)古文書の保存と活用                                         

研究分野と所属学会

【研究分野】日本近世・近代史、歴史資料保存
【所属学会】日本歴史学会、地域史研究協議会、東北史学会、日本医史学会など

研究のキーワード

1)日本の近代化
2)公衆衛生
3)感染症
4)地域社会

接続可能な開発目標(SDGs)

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 10.人や国の不平等をなくそう

現在の研究テーマ

1)近代日本の感染症対策の展開
2)近世・近代日本の公衆衛生と地域社会
3)地域に伝来した歴史資料保存の実践

研究成果の概要

1)19世紀後半の日本における感染症の流行と対策の展開、それを受けた地域社会の動向を分析し、近代日本の公衆衛生の展開の一端を明らかにした。
2)岩手県一関市厳美町本寺地区や山形県山形市蔵王地区などをフィールドとして景観・人口・産業など多角的な視点から地域の具体的な歴史を追究した。
3)山形県山形市蔵王地区や宮城県石巻市住吉地区などに伝来した古文書を整理し、歴史資料保存の実践に取り組んだ。

主な業績(研究実績・作品発表)

<論文>
1)「明治一九年におけるコレラ流行と交通遮断-宮城県宮城郡塩竃村を事例として-」『宮城歴史科学研究』第89・90合併号、2023年、20-34頁
2)「近世・近代における村山郡の文書管理史研究序説-羽州村山郡村木沢村を事例として-」『近世・近代の村山地域 出羽国から山形県へ』清文堂出版、2022年、151-180頁
3)「明治前期の「衛生知識」普及と感染症対策」『歴史評論』№861、2022年、74-84頁
4)「明治10年代におけるコレラ流行と交通遮断」『歴史学研究』№1010、2021年、10-21頁

<編著書>
1)平川新・竹原万雄編『東北大学東北アジア研究センター叢書第73号 江戸時代の漂流記と漂流民-漂流年表と漂流記目録-』東北大学東北アジア研究センター、2023年
2)『近代日本の感染症対策と地域社会』清文堂出版、2020年
3)東北芸術工科大学・古文書調査会(代表:竹原万雄)編『山形市蔵王上野文書目録』東北芸術工科大学、2020年
4)東北芸術工科大学・古文書調査会(代表:竹原万雄)編『山形県南陽市宮内髙岡家所蔵 年代記』東北芸術工科大学、2019年
5)『よみがえるふるさとの歴史5 明治時代の感染症クライシス コレラから地域を守る人々』蕃山房、2015年

主な地域・社会貢献活動

1)天童市文化財保護審議会委員(2019年~現在)
2)山形市郷土館運営協議会委員(2021年~現在)
3)名取市市史編さん専門部会専門部員(2022年~現在)
4)天童市歴史資料所在調査(2022年~現在)
5)初めての古文書解読講座(大河原町)講師(2024年~現在)

その他

【出身地】栃木県
【趣味】サウナ・まち歩き