尚絅学院大学

学校教育学類 お知らせ

【学校教育学類】聴くだけでも学びになる:学会参加

2025/11/18

 大学生活で最も時間をかけて取り組む課題の一つが、卒業論文の作成と発表です。論文は完成させるだけでなく、他者に伝えることで初めて価値が生まれるといわれています。

 ゼミ授業では、各学生が研究テーマを決め、関連する報告や論文を収集・整理しながら知識を積み重ねます。さらに、調査やディスカッションを通じて考察を深め、最終的にまとめ上げます。取りかかりから完成まで約2年を要し、その成果は大作と呼べるものになります。

 しかし、せっかく仕上げた論文も、発表の仕方次第で伝わり方が大きく変わります。ある研究者は「論文は書くだけでなく、伝えることで価値が生まれる」と述べています。発表力や聴く力といったコミュニケーション能力は、社会のあらゆる分野で求められる重要なスキルです。

 私のゼミでは、学会参加や他大学との交流を通じて、研究力とコミュニケーション力を養う機会を設けています。例えば、今年参加した「実践スポーツ医科学研究会」の記念大会は、今後学生との学びの場として活用したいと考えています。学会の参加者は皆真剣ですが、聴講するだけなら身構える必要はありません。気軽に参加し、研究の世界に触れることが、学びの第一歩になります。

「実践スポーツ医科学研究会」 節目の10回目を迎えて記念大会を開催 | ニュース | 名城大学

学会の参加者は皆真剣ですが、聴講するだけなら身構える必要はありません。気軽に参加し、研究の世界に触れることが、学びの第一歩になります。

(学校教育学類:福井 真司)


<研究会仲間との写真>

(左)佐藤弘道氏:体操のお兄さん

(中央)私

(右)谷本歩実氏:スポーツ庁のスポーツ審議会委員、金メダリスト