【学校教育・人文社会・健康栄養各学類】授業を「反転」させ,仲間と「交歓」する
2025/08/21
高校生のみなさん,こんにちは。
本学の「教育課程論」の授業を紹介します。この授業は,教員免許の取得をめざす教職課程の一科目であり,健康栄養学類と人文社会学類の3年生,学校教育学類の2年生を主たる対象として開講しています。
3学類の学生が同じ教室で学ぶせっかくの機会ですので,この授業では,15回の講義を4部に分け,部が変わるごとに新しいグル-プを抽選で決めています。また,授業ごとの担当者が「教師役」となり,4人一組で学び合うようにしています。グル-プは,旧知の方と一緒になるときもあれば,初対面の方ばかりのこともあります。教育が人と人が関わることを通じて紡がれる活動であること,そのなかで異なる考えを交流させることで学びが深まることを実感するようにしています。
第10講と第11講で行った授業を紹介しましょう。
テ-マはそれぞれ,「主体的・対話的で深い学び」そして「反転授業」。「主体的・対話的で深い学び」は,現行学習指導要領のキーワードであり,小中高の授業を通じ学習経験もあるため理解が比較的容易でした。一方,反転授業は,家庭で予習し学校では発展的な課題に取り組む学習方法であり,多くの学生が初めて体験する方法でした。
これまでの授業の多くが新しい内容を知る場であり,家庭ではこれを復習する活動であったものを文字どおり「反転」させているわけです。
具体的には,第10講の後半を家庭での活動と想定し,反転授業についてあらかじめ学ぶ内容を確認するようにし,翌週の第11講では教師役の担当者を中心に発展的な課題に取り組むようにしました。学生の感想を紹介します。
反転授業を実際にしてみて、知っている内容を授業内で復習できることで、より内容理解が深まったように感じた。また、実践例として英語翻訳やリコーダーの指の使い方など時間がかかることに使用することで、より効率の良い授業にすることができると思った。(学校教育学類)
本日の授業では特に、反転授業について理解できました。反転授業では、事前に生徒が学習することで授業内では、さらに理解を深めることができ効率化する事が可能だと学びました。しかし事前に学習を行わない生徒も出てくるので差が深まってしまうという問題点も見つかりました。(学校教育学類)
第11講で自分たちが調べた内容のまとめとして,他グル-プと交流した「ワ-ルドカフェ」の感想も紹介します。
最後に行ったワールドカフェで様々な意見を聞き、その中でも教育課程外で学べることというテーマの話を聞き、人間関係などの社会性や理不尽など授業だけでは学べないことが数多く存在しているんだということが学べた。(人文社会学類)
授業外や反転学習での学びにはメリットが多く,授業内で学ぶ知識とはまた違った方面からの学びを得ることができると感じた。また実際に自分たちが立てたテーマについて班で学びを深め、「オープン居酒屋」で共有する方法も授業内ではあるが,また新たな学びを得る方法であると感じた。方法次第で,人間は生きてる中でいろいろな学びを得ることができると感じた。(健康栄養学類)
主体的に調べて考えた意見を伝え合うことにより,さらに学びが深まると感じた時間でした。健康栄養学類の学生さんが,「ワ-ルドカフェ」を「オープン居酒屋」と評しているように,教室では学びを「交歓」する言葉が行き交い学生の熱気に包まれていました。
みなさんも,人と人との関わりを通じて,より深く「教育」について学びませんか?
(学校教育学類:五十嵐 誓)