1. 寄附講座の概要
「寄附講座」とは、大学や研究機関において、産学連携の一環として行われる研究・教育活動の一種で、奨学を目的とした民間企業や業界団体などからの寄付金を財源に開設される講座です。
本学では、全学群・学類の学生が受講できる教養教育科目として開講され、多様な分野で構成されるオムニバス形式の講座となっています。
2. 2025年度開講している寄附講座
グローバル化と異文化社会の理解
「グローバル化と異文化社会の理解」という講座はユーラシア財団による寄付講座です。日本以外のアジア諸国やヨーロッパ諸国など、他の社会について理解を深め、人々との相互理解に努力し、より広い視野で物事を考え、平和な社会の構築や異文化理解に関する課題やビジョンなどについて、自ら考えることができることを目的にしています。
本講座は国内のみならず、海外の教員も加わり、各専門分野の専門家から構成されたオムニバスの形態で行う講義で、日本以外のアジアやヨーロッパの諸国など、他の社会について、教育・社会・文化などのトピックスを学びながら、平和な社会の構築の意味を理解し、世界の人々との相互理解の大事さを知り、広い視野から平和な社会について一緒に考える授業です。
開講スケジュール
- 場所:5号館C教室
- 対象者:学年・学類・専攻問わず、すべての学部生・大学院生
回数 | 講座名 | 講演者(※敬称略) | 日程 |
---|---|---|---|
1 | グローバル社会における多文化協働 -多様性から創造性へ― |
黄 梅英 (尚絅学院大学) |
2025年4月11日(金) 16:10~17:40 |
2 | グローバル人材とグローバル市民:その狭間 | 吉田 文 (早稲田大学) |
2025年4月18日(金) 16:10~17:40 |
3 | ヨーロッパにおける地域統合と教育分野の諸国間協力 | 吉川 裕美子 (大学評価・学位授与機構) |
2025年4月25日(金) 16:10~17:40 |
4 | 労働市場への移行における日欧比較 | 吉本 圭一 (滋慶医療科学大学) |
2025年5月9日(金) 16:10~17:40 |
5 | イギリスの学生は大学運営のパートナー!? | 田中 正弘 (筑波大学) |
2025年5月16日(金) 16:10~17:40 |
6 | 国家と宗教 ―ユダヤ教・キリスト教・イスラム教- |
上村 静 (尚絅学院大学) |
2025年5月23日(金) 16:10~17:40 |
7 | 多国間首脳外交の制度化 |
方 浩 (山梨学院大学) |
2025年5月30日(金) 16:10~17:40 |
8 | 大学教育とジェンダー | 河野 銀子 (九州大学) |
2025年6月6日(金) 16:10~17:40 |
9 | グローカルとWAという考え方 ―異文化理解と共生のために |
山脇 直司 (東京大学) |
2025年6月13日(金) 16:10~17:40 |
10 | 韓国社会の分断と民主主義 | 李 善姫 (東北大学) |
2025年6月20日(金) 16:10~17:40 |
11 | 日本人が感じる韓国文化の魅力と違和感 | 呉 正培 (尚絅学院大学) |
2025年6月27日(金) 16:10~17:40 |
12 | 井上ひさしの文学における「共同体」について | 張 立波 (山梨学院大学) |
2025年7月4日(金) 16:10~17:40 |
13 | 中国における障がい者職業教育の現状と課題 | 屈 書傑 (嶺南師範学院) |
2004年7月11日(金) 16:10~17:40 |
14 | アジアの変動と大学生の将来 ―現実としての「国際化」 |
金子 元久 (筑波大学) |
2025年7月18日(金) 16:10~17:40 |
15 | 新しい共同体の必要性と意義 |
鄭 俊坤 (ユーラシア財団) |
2024年7月25日(金) 16:10~17:40 |
16 | 総括・学生による振り返り | 黄 梅英 (尚絅学院大学) |
2025年8月1日(金) 16:10~17:40 |
- ※教養教育の科目です。履修登録をしてから受講する場合、2単位取得は可能。
- ※2023年度入学生は「ユーラシア共同体の構築」に読み替え科目となる。
2022年度以前の入学生は、「リベラルアーツ区分の地域・国際理解」の読み替え科目となる。 - ※興味のあるテーマだけを受講する場合はSPプログラムのポイントが付与。
1講座2ポイントで、14ポイントまで認定可能。
(認定は7回の14ポイントまで)