尚絅学院大学

教育方針

本学では、教育目的を達成するために、アドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)、カリキュラムポリシー(教育課程編成の方針)、ディプロマポリシー(学位授与の方針)を以下のように定めています。

アドミッションポリシー

AO入試

本学でAO入試を実施している学科(表現文化学科、現代社会学科、環境構想学科)で学べる内容に対して強い興味・関心を抱き、入学してからの明確な学習意欲を持っている人を求めます。自分の意欲や考えを明確に表現したエントリーシートの内容と与えられた課題をもとに、学科の教員による2回の面談の後、総合的に判定します。

表現文化学科 文芸、映画、博物館、マンガ、アニメ、演劇、放送、写真、インターネット、地域のイベントなどの表現について関心を持ち、大学での学びを通じて、その関心を具体的な表現活動に結びつけていくことに強い意欲をもつ人を求めます。
現代社会学科 本学科で学ぶ意欲を高く持ち、現代社会の動きに強い関心を払い、自分の考えや意見を積極的に述べることができる人を求めます。また、入学後は学業に専念するだけでなく、自分の目標に向かって、主体的に活動できる人を求めます。
環境構想学科 本学科の専門分野(地域環境、都市環境、生活環境)に対する深い関心と強い学習意欲を持ち、それを適切に伝える力を持つ人を求めます。さらに入学後の学習課題や目標が明確であり、能動的に学ぶ意欲を持っている人を求めます。

推薦入試

高校時代に各教科で満遍なくしっかりとした基礎学力を身につけ、本学に入ってからの学習意欲や目標を明確に持っている人を求めます。基礎学力試験(科目または小論文)、高校時代の特別活動や各種の活動、および面接により総合的に判定します。

表現文化学科 基礎的な理解力・読解力・表現力を身につけており、社会に関心を持ち、他者の気持ちに配慮できる共感性や協調性をもった人を求めます。
人間心理学科 人間の心や行動のメカニズムや法則性を解明することや、自己理解・他者理解の力量を身につけると同時に、人間理解の多様性を会得することに興味や関心がある人、また、人間の生き様や在り方を深く掘り下げて思索する人を求めます。面接や作文で、問われた内容を理解したうえで、自分の意見や感じたことをしっかりと説明できる力を重視します。
子ども学科 学習・実習に適合できる基礎学力と子どもを念頭に置いた対人業務への適性を重視します。
現代社会学科 現代社会について興味関心があり、学びへの確かな意思と意欲を持ち、本学科において適切で明確な学びの目標を持ち、継続的に学ぶ力を有する人を求めます。なお、面接では、自分の考えや意見を明確に伝えることができる人を求めます。
環境構想学科 本学科の専門分野(地域環境、都市環境、生活環境)を学びたいと強く希望し、高校生活において学習および課外活動に積極的に取り組み、入学後も能動的に学ぶ意欲を持っている人を求めます。
健康栄養学科 理科、特に化学と生物に対する十分な基礎知識を備えている人を求めます。栄養士・管理栄養士には、人に伝える力も求められます。このため、面接では、大学での学習意欲や目標に加え、コミュニケーションの力等についても重視します。

一般入試・大学入試センター試験利用入試

各学科の専門分野に興味があり、学科が指定した教科・科目を受験し、専門分野を学ぶためのしっかりとした基礎学力を持っている人を求めます。グローバルな視点に立って国際的に活躍できる人材の育成をめざし、一般入試では英語を必須としています。

表現文化学科 「言語文化」「視覚文化」「地域文化」の各分野について総合的に学ぶための学力を持つ人を求めます。特に、学科での学びのために必要不可欠な国語については、一般入試(前期)、大学入試センター試験利用入試で必須科目としています。一般入試(後期)では、文章読解能力と論述力を判定するために小論文を課しています。
人間心理学科 人間の心や行動のメカニズムや法則性を解明したり、人間理解の多様性を会得したりするために必要な基礎学力を身に付けたい人を求めます。特に、日本語や英語の文章の読解力を重視します。
子ども学科 一般入試(前期)、大学入試センター試験利用入試では、学習・実習に適合できる学力と対人業務に必要な語学力を重視します。一般入試(後期)では、学習・実習に適合できる学力と表現力があり、子どもを念頭に置いた対人業務への適性を重視します。
現代社会学科 一般入試(前期)および大学入試センター試験利用入試では、本学科の学際的な専門教育に適応しうる能力を持ち、特に優れた学力を持つ人を求めます。一般入試(後期)では、読解力・論理的思考力・文章表現力をもち、主体的に学ぶ意欲を有する人を求めます。
環境構想学科 環境問題をとらえるための多領域にわたる専門教育を学ぶために必要な学力と理解力を持つ人を求めます。一般入試(前期)、大学入試センター試験利用入試では、学科の教育内容の学際性に合わせて、幅広い科目(英語・国語・地歴・公民・理科・数学)で受験できます。一般入試(後期)では、学習意欲や表現力も大切であることから、小論文と面接を課しています。
健康栄養学科 健康栄養学科での学びの基礎となる理科について少なくとも化学と生物のいずれか一つを選択することを受験の必須の要件とします。また、コミュニケーション能力や論理的な思考力も大切であることから、一般入試(前期)および大学入試センター試験利用入試(A日程)では、文章や言葉を理解し人に伝える能力を評価するため国語を、また論理的思考力や計算力を評価するため数学をそれぞれ選択科目とします。

特別選抜入試

本学は、多様な人材を受け入れることにより活気ある大学となることをめざし、大学で学ぶ明確な目的と強い意欲および能力を有する人に対し、以下の特別選抜入試を実施します。

外国人留学生

21世紀の地球社会に貢献できる真の国際人を育成するという方針に基づき、日本をはじめとした他国の文化・習慣に強い関心を持ち、本学での学習等に明確な目的と強い意欲および能力を持っている人を求めます。

特に、本学における学習等に対する適応力を確認するため、日本留学試験で学科が指定した科目の成績の提出を求めます。さらに、小論文および面接により、学習への目的・意欲および本学での学びに対する適応性について総合的に判定します。

社会人

生涯学習の時代を迎え、大学教育に関心を持つ社会人が増加しています。これまでの社会人としての経験を通し、大学での学びに対して強い関心を持つようになり、本学でそれを実践したいという強い意欲と能力を持っている人を求めます。

試験では、小論文および面接により、社会人入学生としての学習への目的・意欲および本学での学びに対する適応性について総合的に判定します。

スポーツ

スポーツにおいて特に優れた技量や指導力を有する人で、在籍高等学校長から推薦され、本学での学習等に明確な目的と強い意欲および能力を持っている人を求めます。

帰国生徒

保護者の海外勤務、その他の事情により外国の学校教育を受け、日本に帰国し、本学での学習等に強い目的・意欲および能力を持っている人を求めます。

試験では、小論文および面接により、学習への目的・意欲および本学での学びに対する適応性について総合的に判定します。

同窓生親族

本学院の建学の精神や教育理念を深く理解し、本学院同窓生の子どもや孫で、本学での学習や本学院の伝統の継承等に明確な目的と強い意欲および能力を持っている人を求めます。

試験では、小論文および面接により、学習への目的・意欲、および本学での学びに対する適応性について総合的に判定します。

編入学試験

大学、短期大学、専門学校、あるいは専修学校等で2年以上の学修を積み、さらに尚絅学院大学で学びを深めることに対する明確な目的と強い意欲および能力を持っている人を求めます。

最終学校(見込みを含む)の取得単位・成績等、小論文および面接により、学習への目的・意欲および本学における学びに対する適応性について総合的に判定します。

また、子ども学科では幼稚園教諭二種免許状の取得(見込みを含む)を出願の要件とします。

カリキュラムポリシー

1. 基本方針

本学では、教育目的達成のため、教育課程については、「学部及び学科に係る専門の学芸を教授するとともに、幅広く深い教養及び総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養するように配慮」(学則第27条)し、以下の考え方をもって編成しています。

  1. 教育課程を、共通教育科目、専門教育科目、他学科専門教育科目の3区分の授業科目をもって構成する。授業科目は教育の内容と趣旨に対応した区分(科目群)に分け、必要に応じ区分ごとあるいは複数の区分を通した履修要件を定め、教育目標が達成できるようにする。
  2. 学習効果を高め、多様化する学習目的や学習意欲に柔軟に対応するために、4年間を8セメスターに分け、セメスターごとに授業科目を配置する。
  3. 資格取得に関する課程については、学生の負担が過度にならないよう、できるだけ本学の教育課程に置かれる科目で履修が可能になるよう配慮し、それを越えて必要なものについては「資格取得に関する科目」として本学の教育課程とは別に設ける。(学則第32条~36条)
  4. 編入学生については、2年間の在学期間で卒業できるように教育課程を編成する。
2. 共通教育科目の編成方針

共通教育科目は、様々な問題を抱えた現代社会の様相を広い視野で洞察する目を養い、総合的な判断力を培うとともに、時代が求める基礎的な実力を育成するための科目です。学生一人ひとりがかけがえのない存在であることを踏まえ、社会の発展、文化の向上、人類の福祉の向上に積極的に貢献できる人間を育成するため、以下のような趣旨と構成の授業科目を配置しています。

  1. 建学の精神の礎となるキリスト教についての基礎的理解を促し、その精神、文化や世界観、人間観に触れる。
  2. 現代に生きる人間として、社会生活に必須である権利・義務・社会的参加・責任・正義などを学び、文明社会がこれまで培ってきた人文・社会・自然の各学問分野の視点から、現代社会の様相を広い視野で洞察する目を養う。
  3. 大学生活及び社会生活において必要なリテラシー、すなわちコミュニケーション能力や情報スキルを演習や実習を通して習得する。大学での学びについて考える導入科目、共生社会の実現に取り組む職業人の育成を目指すキャリア形成教育、国際社会での人的交流、文化交流活動の基礎力強化を目指す外国語教育を含む。
  4. 大学生活及び社会生活を営む上で土台となる心身の健康について、生涯スポーツの観点から実践を通して理解を深める。
3. 専門教育科目の編成方針

職業人として社会の様々な分野で活躍するために必要な、専門的な知識と基礎的な技術を身につけることを目的として専門教育を行います。これらの教育にあたっては、「実践を通して学ぶ」ことをモットーとし、実習・実験・演習などによる問題解決型の学習方法を多く取り入れます。

各学科における教育課程は、当該学科の学問分野、資格取得の要件、学生のニーズ、学習効果を勘案し、以下のように編成されています。いずれも必要に応じ、区分ごとあるいは複数の区分を通した履修要件を定め、教育目標が達成できるようにしています。

表現文化学科
表現文化の歴史と構造について総合的な知識を身につけ活用できる人材を養成するため、専門教育科目を1)専門基礎科目、2)「言語表現」「映像表現」「地域文化表現」の3分野からなる専門教育科目、3)その他の専門教育科目から構成している。
専門基礎科目は主に講義中心の科目とし、3分野の専門教育科目にはそれぞれの分野に関連した講義、演習あるいはそれらを合わせた科目を配置する。その他の専門教育科目には演習を中心とした必修科目を各年次に配置している。
人間心理学科
人間心理学科の教育課程は、人間諸科学と心理学の手法を中心として人間を全体的に理解するための広がりと、基礎的なものからより専門性の高いものへと段階的に修得できるようにするための順序性を勘案して構成している。すなわち1)1、2年次の必修科目を中心とした専門基礎科目と、2)人間諸科学と心理学の各分野を系統的に学ぶ3つの科目群、さらに、3)共通教育科目も含め個々の授業科目の目標が有機的に関連づけられるようにするための総合科目から構成している。
子ども学科
子ども学科の教育課程は、学科の教育研究の主要分野と考える「子どもの心理と健康」、「子どもの福祉」、「子どもの保育と教育」そして「子どもの文化と社会」に対応した科目と、これら4分野の教育を総合化するための科目である「総合科目」から編成し、これらの分野の学修に必要な基礎的知識の習得と演習を「専門基礎科目」に配置している。また、保育士、幼稚園教諭1種、小学校教諭1種免許状取得のための「資格関連教育科目」も学科専門教育科目の中に位置付けている。子どもの総合的理解のためには、子どもをめぐる多様で広範囲にわたる内容について学際的な見方と思考方法を習得することが必要とされる。このため、全体として科目の選択的履修を重視した編成としている。
現代社会学科
現代社会学科の教育課程は、その教育研究の中心分野として「地域活性構想」「国際理解・協力」「共生社会システム」を据え、それぞれについて社会学を中心に、経済学、経営学、法学、政治学、社会福祉学などの諸分野から多面的なアプローチが行えるように編成することを根幹としている。さらに、このアプローチに必要な知識を習得する「専門基礎科目」、実践的な活動を中心とする「総合科目」、卒業後の進路に必要な知識・技能を養う「ビジネスキャリア」の各科目群をもって、全体を有機的に関連づけた教育課程を構成している。
生活環境学科 (2015年度入学生〜 環境構想学科)
生活環境学科の教育課程は、専門基礎科目群、専門科目群、情報関連ブロック群、卒業研究に区分して編成している。その中に学科必修科目と選択科目を配置する編成としている。学科必修科目は、生活者としての視点から環境を分析・考察する授業科目から成っている。専門科目群は学科の教育研究上の中核分野でもある「環境共生システム」「生活空間デザイン」のブロック群から構成している。建築系あるいは被服系の科目を重点的に履修することにより、資格取得をも可能にし、学生のニーズにも応えられるカリキュラム編成としている。
健康栄養学科
健康栄養学科の教育課程は、栄養士法で示された管理栄養士の業務に必要な能力を養うため、管理栄養士課程の要件を満たすよう編成している。特に、人間性豊かな実践力を身につけるために臨地実習を重視し、実習までに十分な知識・技能を修得できるよう考慮している。また、学生の卒業後の多様な進路へのニーズにも応えられるよう、栄養教諭、フードスペシャリストなどの資格関連科目、卒業研究などの科目も配置している。
4. 他学科専門教育科目について

本学の総合人間科学部は、多様な6つの学科から構成され、そこでは「人間」をキーワードとする多彩な教育研究が行われています。この点を生かし、学生が多様な視点や柔軟な思考力・分析力を培い、多面的かつ総合的な人間理解を得ることができるよう、共通教育科目と所属する学科の専門教育科目に加えて、他学科の専門教育科目の一部を選択して履修することを求めています。そのため、教育課程の構成において「他学科専門教育科目」という区分を設け、修得要件を設定しています。

ディプロマポリシー

本学では、以下にあげる到達目標を達成し、学則に定める所定の単位を修得した学生には、卒業を認定し、学位を授与します。

  1. 共通教育科目等の履修を通して、建学の精神の礎となるキリスト教の精神について理解を深めるとともに、基礎的な学習能力と豊かな教養を身につける。
  2. 各学科における専門教育科目の履修を通して、職業人として社会に貢献するために必要な専門的知識および基礎的技術を身につける。
  3. 大学での学びや生活を通して、コミュニケーション能力、数量的スキル、問題解決能力、自己管理能力、創造的思考力など、社会で活躍できるために必要な能力を身につける。

各学科における専門教育の到達目標は、以下のとおりです。

表現文化学科
表現文化の歴史と構造について総合的な知識をもち、その知識をマルチメディア的な情報発信やプロデュース活動における資源として活用できる能力を獲得する。
人間心理学科
社会や日常生活をめぐる諸問題を人間諸科学と心理学の手法によって解決するための専門的知識と基礎的技術を習得する。
子ども学科
子どもの心と体を理論的、実践的に理解することを通して、子どもが全面的に発達するように支援することができる。
現代社会学科
現代社会のシステムと構造を理解し、地域社会から国際社会までのさまざまなレベルにおける相互理解と協力関係の発展に貢献できる知的能力と行動力を身につける。
生活環境学科 (2015年度入学生〜 環境構想学科)
人間の生活と環境との関係を多面的かつ体系的に理解し、地球環境に配慮した循環型社会と生活空間の創造に建設的に寄与できる。
健康栄養学科
栄養士・管理栄養士の業務に必要な能力を身につけ、個々の生活者の生活環境や特性に応じた望ましい生活のあり方を、食・栄養を中心に提案し、その実現に向けて総合的な評価と支援を行うことができる。