現代社会学科 お知らせ

現代社会学科ゼミ紹介⑤ 黄梅英ゼミナール

2016/07/17

黄梅英ゼミは、教育と社会、教育と職業にかかわる現代社会の諸問題を国際比較しながら、社会学の視点で研究を行っています。

プロフィール

こう・ばいえい(Huang Meiying)

東京大学大学院教育科学研究科比較教育社会学専攻博士課程修了
博士(教育学)
専門:教育社会学・高等教育論
尚絅学院大学総合人間科学部現代社会学科・教授 副学長

著書に、
『遠距離高等教育的構造和功能―以広播電視大学為中心』(中央広播電視大学出版社)
『新版 中国で成功するマネジメントマニュアル―社員定着化のための業績評価システム―』(共著、HPH研究所)

論文に、
「アメリカにおける教育型大学の教育への取り組みに関する研究―教学マネジメントを中心に―」「中国における「専門職学位」課程―MBA卒業者の社会的評価」(尚絅学院大学紀要)
「中国社会のダイナミックスと遠隔高等教育の機能変化」『教育社会学研究 第57集』
「中国における短期高等教育の構造と職業教育の導入」『教育社会学研究 第67集』(東洋館出版社)など。


ゼミの特徴

 黄ゼミは、共に学びながら、自ら考える力の向上を目指します。
 ゼミの内容や学生の問題関心に関わる文献をとりあげ、事前学習を前提に、担当する学生が発表し、それに対して質疑やディスカッションを行います。学生間・学生と教員間のコミュニケーションを密にし、主体的な学習を促すため、毎回のゼミに必ず発言することをルールにしています。ディベートを導入したり、その場で自分の考えを文章にしたりするなど、ロジカルに考えるよう様々な取り組みをしています。3年生と4年生の合同ゼミ合宿や学外での合同勉強会も実施しています。そこで4年生が卒論の中間報告を行い、下級生の質問に答えたり、3年生は上級生に就職活動の助言を聞いたりして、学び合いによってともに成長することを期待します。

ゼミの2年間

<3年次>
 教育システムと雇用システムに関する国際的比較を行い、社会学のアプローチで教育と職業の関係を研究します。学生の学力・成績に影響する要因の分析を通して、格差社会の根底にある構造的問題に対する理解を深めていき、また大学から職場への移行の実態を分析することを通して、日本と諸外国との大卒労働市場の共通性と相違性を考察し、グローバル化に伴うキャリア形成のあり方も探っていきます。
学生がそれぞれに決めた「卒業研究テーマ」に向けて取り組みになります。学生の個別相談と全体での報告討論の同時展開で進めていきます。

<4年次:卒業研究>
 まず、卒業論文とは何か、レポートとどう違うのかについて学習します。それから学生のそれぞれの関心テーマについて話し合い、関連する先行研究や文献などの情報を収集し、資料収集や調査訪問のアクセス方法を学習します。また、中間報告で気づいた問題を話し合い、研究の軌道修正を行うほか、個別指導を受けながら、テーマの再検討や論文の構成を調整します。さらに編集にあたって学術を論文にあるべき形式や内容を再度学習・確認をしながら、要旨と卒業論文を完成するよう編集の指導を行います。

合同ゼミ合宿

合同ゼミ合宿

過去の卒業研究例

・東北地方における中学生の進路選択の規定要因
・日本と諸外国におけるひとり親の子ども教育の実態と課題――韓国との比較から
・大学教育と職業との関連性――就職意識と実際の就職先から考察
・日米の飛び級制度の実施の違いについて
・中学受験における首都圏と宮城県の違い
・早期離職の社会的背景と課題
・現代の親子間の学歴観の変容
・クラブ活動の社会的機能――日本とアメリカとの比較
・子どもの幸福度に影響する要因の日蘭比較分析
・部活・サークル、アルバイトの経験と就職内定状況との関係に関する分析