尚絅学院大学

子ども学科 お知らせ

授業紹介「子どもの造形表現」

2017/05/16

子ども学科専門科目のひとつである「子どもの造形表現」の授業についてご紹介します。3年生対象の講義で、遊びやおもちゃ制作を中心として、造形表現の良さや楽しさを味わうことを目標とした内容です。

題材名は「紙コップであそびつくそう!」

子どもの造形表現や図画工作には「造形遊び」という分野が存在します。子どもが自由に発想を広げ、のびのびとした活動を通して、感性や創造性を養うことを目的としています。「造形遊び」では特に「素材」との関わりを大切にしており、様々な素材に触れることで自己の感性を刺激します。今回は4000個の紙コップを準備し、「積む」「並べる」「重ねる」などの活動から、自己表現の可能性について学ぶことをねらいとしました。

紙コップに大人が寝そべることはできるのか?!

子どもの手でも簡単に握りつぶすことのできる紙コップですが、その構造体を活かせば、重いものでも充分に載せることができます。隙間なく並べ、そっと人間が載れば・・・。ほら、大人だってこの通り。

最終的には25個だけで載ることができました。

最終的には25個だけで載ることができました。

ピサの斜塔を作ってみよう!

上手に「積む」ことができればどこまでも高く積み重ねることのできる紙コップ。じゃ、一体どこまで高く積み上げることができるか挑戦してみよう!と始まった活動です。「せっかくなら中に人を入れちゃおうよ。」と学生たち。一体どこまで高くなるのでしょうか。

足元から並べ始めましたよ。どこまで高くなるのかな。

足元から並べ始めましたよ。どこまで高くなるのかな。

天井まで届きそう

さすが、大学生たち。机に乗り始め、それでも届かず、今度は机の上に椅子を乗せ始めました。高くなればなるほど、崩さないようにと緊張感も高まってきます。最終的には天井の高さまで積み重ねることができました。今度はもっと天井の高い場所で活動してみたい!と学生たちの声。ギネスに挑戦も可能かな。

下で見ている方もヒヤヒヤですね。

下で見ている方もヒヤヒヤですね。

上からの眺めはこんなにも美しい世界が広がっています

活動の途中、学生が撮影した写真です。視点を変えるとこんな美しい世界が広がっているんですね。これは、私たちの生活にも同じことが言えます。普段見慣れた景色でも、自分の「見方」を変えることで、なかなか気づくことのできなかった新しい景色に出会うことができます。「造形遊び」という活動には、こうした「遊びの中から、新しいものの見方や考え方を発見する」という大きなねらいがあるのです。この学びをどう子どもたちに還元していくのか。それがこれからの学生たちの課題です。

文責:相馬 亮(授業担当者)
 

紙コップの美しい世界

紙コップの美しい世界