子ども学科 お知らせ

子ども学科 授業紹介 「保育内容総合演習:身体を使った遊び・触れ合い遊び」

2016/07/12

保育者(幼稚園教諭・保育士)を目指す学生が受ける専門分野の演習科目の一つに『保育内容総合演習』があります。

授業担当は、かつて保育士として長年保育園で勤務していた前田が担当しています。
保育現場のエッセンスを取り入れた授業を紹介します。

わらべうた『むっくりくまさん』

自分で歩けるようになるのが嬉しい1歳児クラスでは、保育者や友だちとおいかけっこ遊びを楽しむようになりますが、1歳児から2歳児クラスにかけて流行る遊びに『むっくりくさまん』という遊びがあります。

♪ むっくりくまさん むっくりくまさん あなのなか
 ねむっているよ ぐーぐー ねごとをいって むにゃむにゃ
 めをさましたら めをさました たべられちゃうよ

子どもたちが輪になり、真ん中にいるのが眠っているくまさんです。
眠っているくまが「むっくり」と起き上がって、子どもたちをおいかけて食べようとします。
食べられた子(くまに捕まった子)は次のくま役になって、繰り返して遊びます。

おにごっこ遊びの一つですが、歩きはじめたばかりの小さい子にとっては大好きなおいかけっこ遊びです。
みんなで手をつないで輪になって歌うことも、くまの真似をして眠ったり食べようとして追いかけるのも喜びます。

このような『遊び』のなかで、子どもたちは人とのかかわりを育んでいくのです。

♪ むっくりくまさん むっくりくまさん あなのなか〜

♪ むっくりくまさん むっくりくまさん あなのなか〜

『おふね』

二人組になって行う音楽リズム遊びの一つに『おふね』があります。

♪ おふねはぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ 

歌に合わせて、二人で交互に引き合ってふねをこぎます。
お互いの呼吸を合わせたり、力加減をしながら、ピアノの伴奏と歌に合わせる楽しさが味わえます。


♪ おふねは ぎっちらこ〜 ぎっちらこ〜 

♪ おふねは ぎっちらこ〜 ぎっちらこ〜 

『かめ』

次は身体の柔軟性が問われる『カメ』です。
身体的な発達が著しい乳幼児期は、子どもの年齢によってカメの形が変わってきます。

学生さんたちがんばっていますね。
でも、子どもたちはもっともっと柔らかくて、まん丸くなります。

♪ もしもし かめよ かめさんよ〜

♪ もしもし かめよ かめさんよ〜

『どんぐりころころ』

最後はどんぐりになりきって、床の上をころころと転がります。
最初は一人ずつピアノ伴奏に合わせて自由に転がりますが、二人で向かい合って手をつなぐと、面白さは倍増します。
同じ向きに転がるどんぐりたちもあれば、それぞれ別の方向に転がろうとするどんぐりたちもあります。一人でどんぐりをするよりも大きな歓声がリズム室に響き渡りました。

大切なのは、二人のタイミングが合わなかった時に、お互いがお互いに合わせようとすることです。
このように保育現場では、身体を使った遊びを通して、身体と心を合わせようとする心地よさをいろいろな場面で経験するのです。
それを伝えていくのが保育者の重要な役割なのです。

人との関わりにおいて重要なのは、お互いが「折り合う」ことです。自分の思いを伝えること、そして相手の思いを受け止め、どうすれば良いのか、それが折り合いをつけるということであり、子どもたちは幼稚園・保育園の生活や遊びのなかでたくさん経験していきます。
特に、保育者は「遊び」を通して子どもたちに人と関わる心地よさを伝えていく役割があります。

このように、座学だけでは学ぶことができない経験・体験を通して、子どもたちの気持ちや育ちを身体で味わう授業がここ(尚絅)にはあります。

♪ どんぐりころころ どんぐりこ〜

♪ どんぐりころころ どんぐりこ〜

学生の声

・リズム遊び、とても楽しかったです。子どもたちがやったらかわいいんだろうなと思いました。
・ピアノ伴奏がそれほど難しそうでもなかったので、実習でもやってみたいと思いました。
・子どもたちがやるふれあい遊びを実際に自分でやってみて楽しいって思いました。どういう場面で危ないのかというのを把握するためにも、自分でやるということが大切だと思いました。
・今日はいろいろな体を使った遊びを体験することができて楽しかったです。普段はあまり話さない友だちと同じグループになって話をする場面があったので、このような体験が友だちとのコミュケーションにつながるのだと思いました。
・童心にかえってたくさん楽しみました!音に合わせて体を動かすことは子どもたちに良い影響を及ぼしたり、より豊かな発達が期待できたりなど効果がたくさんあるので、自分でもできるようになりたいと思いました。
・動物になりきって思い切り身体を動かしたり、全身を使って表現することで、感性や創造性が豊かになっていくのだと思いました。また、ペアでやったり5〜6人でやったりと人数によって楽しさも楽しみ方も変わってくると思いました。すごく楽しかったです!

♪ おいけにはまって さぁたいへん〜

♪ おいけにはまって さぁたいへん〜