尚絅学院大学

教員紹介

古山 貴仁 (こやま たかひと)

所属
教育部門 
職位
准教授 
学位
修士 
担当科目
肢体不自由者の心理・生理・病理、肢体不自由教育論 

授業担当分野の概要(卒業研究を含む)

1)肢体不自由のある子どもと接する上で必要な障害の医学的内容や心理的特徴を理解する。
2)肢体不自由者の教育における教育課程と指導内容(各教科、自立活動等)などの基本的事項を理解する。

研究分野と所属学会

【研究分野】特別支援教育、肢体不自由、在外教育施設
【所属学会】日本特殊教育学会、日本発達障害学会

研究のキーワード

1)在外教育施設
2)日本人学校
3)日本語補習授業校
4)肢体不自由
5)学習支援

接続可能な開発目標(SDGs)

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 10.人や国の不平等をなくそう

現在の研究テーマ

1)在外教育施設における特別支援教育の充実に関する研究
2)肢体不自由児の認知特性に配慮した指導法の工夫

研究成果の概要

1)小規模在外教育施設(日本人学校)における特別な配慮を必要とする児童生徒への校内支援体制の実態について現状と課題を明らかにし、小規模校でも実施可能な校内支援モデルを開発した。小規模校においては対象児童生徒に複数の教員がかかわることが多いため、情報共有できるケース会等の場を設定することの有効性が明らかとなった。
2)欧州内の日本人学校の特別支援担当教員の間で、情報共有や具体的な手立てを相談する場の設定、外部機関との効果的な連携を図ることを目的として、クラウド型グループウェアとテレビ会議システムを用いた連携体制を構築した。各校の校内支援体制の充実や、特別な配慮が必要な児童生徒に対しての遠隔での支援等を行うことができた。
3)学齢期の二分脊椎症児を対象に、標準化された検査や実験手法を用いて認知機能の評価を行った。視覚的な短期記憶や注意機能、非言語による推理力・思考力などの難しさがあることが明らかとなった。そして具体的な支援方策として、視覚情報を精選したり、複雑な処理を経次的に示したりすることの有効性が示唆された。

主な業績(研究実績・作品発表)

<論文>
・古山貴仁(2026)ロッテルダム日本人学校における非認知能力の育成を目指した実践.在外教育施設における指導実践記録集, 48, 7-10.
・熊井正之・森つくり・紺野莉沙・橋本陽介・古山貴仁(2025)ビデオ教材の字幕表示位置と解説領域強調の効果に関する予備的検討.教育情報学研究, 24, 107-113.
・川間健之介・成田美恵子・齋藤豊・杉林寛仁・古山貴仁・田村裕子・加藤隆芳・長門亜由美(2018)二分脊椎症児の教科学習の困難:担当経験のある教員への聴取をした検討.筑波大学特別支援教育研究, 12, 33-38.
・古山貴仁・川間健之介(2018)二分脊椎症児の認知機能の特性と算数学習における困難さの検討.障害科学研究, 42, 163-172.
・白石利夫・根本文雄・當眞正太・石飛了一・宮崎善郎・青山妙子・小田奈都三・上出照仁・古山貴仁・齋藤豊・新洋子・杉林寛仁・田村裕子・山浦和久・吉沢祥子・類瀬健二・奥田裕幸(2016)特別支援教育におけるICT機器を活用した教材についての研究. 筑波大学特別支援教育研究, 10, 85-93.

<著書>
・下山直人 監修(2021)『よく分かる!自立活動ハンドブック第1巻 指導すべき課題を導く』(共著), 事例「身体の緊張が強く、学習動作や生活動作を行うことが難しい事例~支援機器を用いた代替手段の獲得を目指した指導~」, ジアース教育新社.
・全国特別支援学校肢体不自由教育校長会 編著(2019)『肢体不自由教育実践 授業力向上シリーズNo.7 新学習指導要領に基づく授業づくり2』(共著), 事例「日常的に人工呼吸器を使用する児童への主体的な体調管理に向けた指導」, ジアース教育新社.
・Supervised by Shigeru Ikuta(2018)『Handmade Teaching Materials for Students With Disabilities』, Chapter 7「Development of Teaching Materials to Support Learning of Children With Cerebral Palsy in the Japanese Curriculum: Japan School Initiatives」, IGI Global.

<科研費・研究課題>
・奨励研究「日本語補習授業校における特別支援教育の推進に関する研究」研究課題:25H00119, 2025年4月〜2026年3月
・奨励研究「小規模在外教育施設における特別支援教育担当教員の学校間連携を図るモデルの構築」研究課題:24H02468, 2024年4月〜2025年3月.
・奨励研究「小規模在外教育施設における特別な配慮を必要とする児童生徒への校内支援モデルの開発」研究課題:23H05105,2023年4月〜2024年3月.
・奨励研究「二分脊椎症児の認知特性を踏まえた算数学習の指導法開発」研究課題:19H00141, 2019年4月〜2020年3月.

その他

【出身地】岐阜県
【趣味】ドライブ、楽器演奏(チェロ)、コーヒー