尚絅学院大学

研究ニュース

【報告】2025年度 名取市生産きくらげを使用した商品開発・廃菌床を使用した肥料等開発

2026/03/16

「名取市産きくらげを使用した商品開発・廃菌床を使用した肥料等開発」

 

株式会社一路、名取市、および尚絅学院大学は、名取市産学官連携促進事業として「名取市産きくらげを使用した商品開発・廃菌床を使用した肥料等開発」に取り組みました。本事業の成果を以下の通り報告いたします。


■課題
名取市内の栽培場で生産されている椎茸やきくらげは、順調に生産数を伸ばしており、現在は市内の学校給食にも採用されるなど、地域に根差した食材として広がりを見せています。 菌類は非常に栄養が豊富であり、特に成長期の子どもたちに積極的に摂取してほしい食材ですが、「水戻しの手間がかかる」「見た目の特徴」「メインのおかずになりにくい」といった理由から、家庭や子どもたちの間での人気向上が課題となっていました。また、生産過程で発生する「廃菌床」の有効活用も、持続可能な農業における循環型モデル構築に向けた重要なテーマとなっています。

■課題解決に向けた目標
昨年度実施した給食展開を維持しつつ、保育所等も対象にメニュー提案や「きくらげ通信」等の連携を広げていく。また、昨年度の調査により学んだことを活かし、子どもや年配の方が食べやすい商品の開発を検討していく。
  本社にて開発された3ミリカットきくらげの使用方法やパッケージの検討、商品開発を進めていく。水戻し不要のカットきくらげであるため、汎用性が高く、商品化の目安が立てやすいので、この3ミリカットきくらげをベースとし、産学官連携商品に発展させていくことを目指していく。併せて、廃菌床の廃棄問題も大学と検討していく。具体的には廃菌床を使用した肥料や養土の開発を目指していく。

■実施した取り組み
・給食メニューに関するアンケート調査、食育資料の作成
・名取市公立保育所との連携、きくらげを使用した給食メニューの検討と提供
・名取市ゆりが丘公民館にて「わがまち名取」の活動に参加
・きくらげ啓蒙活動・きくらげ通信の発行
・カットきくらげは保育所給食でのマーケティング結果を反映しレシピを考案、パッケージデザインにも着手し商品開発を目指す
・廃菌床を使用した肥料等の開発については、今年度は情報収集
 

  • 「わがまち名取」現地視察

    「わがまち名取」現地視察

  • 名取市保育所 給食メニュー紹介

    名取市保育所 給食メニュー紹介

  • きくらげを使った調理実習「わがまち名取」より

    きくらげを使った調理実習「わがまち名取」より