【実施報告】2026年度みやぎ県民大学講座が開講されました
2026/10/19
みやぎ県民大学講座とは、県民の皆様に多様な学びの機会を提供するため、宮城県の委託事業として県内の教育機関が所有する知的財産を地域社会に開放している学校等開放講座です。
2026年度は「こころとからだの福祉~栄養・こころ・つながりの大切さ~」をテーマに9月16日(水)・17日(木)に開講されました。
第1回 は「こころとからだの性~多様化する子どもたち~」と題して、本学総合人間科学系教育部門講師 成田まい先生による講座が行われました。
こころとからだの性が不一致な子どもたちがどのような思いで生活しているのかを知ることで既存の支援がどう作用しているのかという「配慮の難しさ」を感じました。
現在日本では10人に1人がLGBTの時代、先入観のふつうや今までの当たり前を押し付けないことが多様性のこれからの時代を生きていく私たちにとって重要なことだと学ぶことができました。
第2回は「高齢期の活き活き生活を支える栄養学~食べることは、元気を維持ずる”毎日の投資”~」と題して、本学名誉教授 星清子先生による講座が行われました。
日本では寝たきりの期間が欧米各国と比べても長く、健康寿命と平均年齢の大きな差が1つの問題となっています。
高齢者になると低栄養から元気を維持できなくなり、高齢者は肥満よりもやせになる死亡率が高いことが分かっています。
そのため1日3食欠かさず食べることや間食をして不足している栄養をとることが重要ということを知ることができました。
第3回は「からだとこころのつながり」と題して、本学総合人間科学系心理部門教授 三好敏之先生による講座が行われました。
マットやイスの上で臨床動作法の心理療法を体験することで、からだとこころのつながりを学びました。参加者の実際の悩みを聞きながら、からだの緊張している部分を緩めていく運動を行いました。からだの変化を体感すると参加者皆さんの表情が少しずつ明るくなり会場が柔らかい雰囲気で包まれました。からだとこころがつながっていることを体感しながら学ぶことができました。
第4回は「こころのセルフケアの勧め~「食べること」と「つながり」から考えるこころの健康~」と題して、本学総合人間科学系健康栄養部門教授 奥山純子先生による講座が行われました。
当たり前だと思っていた「食事を美味しいと感じること」は重要であることを知りました。
また、人と一緒に食べることがこころの健康の支える力になるため、忙しい、疲れているときこそ、だれかと一緒に楽しく食事をとることが大切だと知ることができました。
また、モニターに自分の顔を映し質問に答えるアプリの体験をしました。セルフチェックでは読み取れない表情からこころの状態を知るという新しい体験ができました。
みやぎ県民大学講座4講座を通して、参加者の皆さまの表情から自分や周りの人たちの健康のために学びを深めていく様子がみられ、とても充実した学びの機会となりました。