教員紹介
稲村 なお子 （いなむら なおこ）
- 所属
- 健康栄養部門
- 職位
- 准教授
- 学位
- 修士（障害科学）
- 担当科目
- 【学科】臨床栄養活動論Ⅰ、臨床栄養管理論、臨床栄養学実習Ⅱ、管理栄養士活動論、臨地実習Ⅱ・Ⅲ、ほか 【学類】基盤演習Ⅰ・Ⅱ
授業担当分野の概要（卒業研究を含む）
1)臨床における栄養ケアマネジメントの理論と実際についての講義
2)栄養アセスメントに基づく栄養ケアプラン作成と栄養・食事療法の実践を目的とした講義
3)栄養アセスメント、栄養・食事療法の実践とケースレポート作成のための実習
4)個別の疾患、病態や栄養状態の特徴に応じた適切な栄養管理の方法についての講義
5)臨地実習に向けた知識の整理と復習
研究分野と所属学会
【研究分野】栄養評価、栄養評価指標
【所属学会】日本臨床栄養代謝学会、日本病態栄養学会、日本肥満症治療学会、日本栄養士会
研究のキーワード
栄養アセスメント、身体計測、CONUT score
接続可能な開発目標（SDGs）
現在の研究テーマ
1)栄養状態や栄養介入及び栄養指導効果を適切に評価するための疾患･病態･病期別の評価指標
2)術前の栄養評価指標の活用について
研究成果の概要
膵切除術では低栄養状態だけでなく肥満による合併症の頻度も高いという報告があります。先行研究ではCTで体脂肪量評価を行っており被爆を伴いますが、簡便な手法である上腕計測による皮下脂肪厚も膵切除後の腹腔内合併症と正の関連があることがわかりました。栄養評価指標は低栄養抽出目的に低値に着目しがちですが、疾患や病期によってその見方を変えると、術後合併症のリスク評価など様々な評価の指標となる可能性があります。
主な業績（研究実績・作品発表）
1)Hitoshi Miyashita, Jun Kitamura, Fumi Ando, Atsumu Kouketsu, Yoshihiro Kataoka, Hajime Shimoda, Naoko Inamura, Tomoko Okamoto, Tetsu Takahashi. Perioperative Evaluation of the Controlling Nutritional Status (CONUT) Score in Patient with N0 Oral Cancer. Progress in Nutrition. 2019 ; 21
2) 膵術前患者栄養状態評価指標と術後合併症発生の関連. 稲村なお子, 東北大学 修士論文, 2016
3)食道がん切除術後の栄養指導. 稲村なお子他, Nutrition Care 1(3) : 89-96, 2008
4)経腸栄養法. 栄養療法のギモンQ＆A 基礎知識編. 稲村なお子他, Nutrition Care2012秋季増刊 : 162-170, 2012
5）知っておきたい糖尿病食事指導のコツ. 稲村なお子他, 糖尿病ケア2013年春季増刊 : 264-267, 2013
6)COPD患者の栄養療法なるほどQ&A 20. 稲村なお子他, Nutrition Care 6(7) : 40-43, 2013
7）胃切除患者の術前・術後の栄養管理とおいしい術後食. 稲村なお子他, Nutrition Care 8(6) : 44-49, 2015
受賞
公益社団法人宮城県栄養士会会長表彰
主な地域・社会貢献活動
2012年 特定保健指導スキルアップ研修会（糖尿病、腎臓病） 講師
2012年 平成24年度難病医療相談会（突発性拡張型心筋症） 講師
2019年 平成30年度宮城県委託研修会・母乳シンポジウム 講師
その他
【出身地】宮城県