【実施報告】2025年度みやぎ県民大学講座(第3回)が開講されました
2025/10/06
9月18日(水)尚絅学院大学多目的ホールにて、2025年度みやぎ県民大学講座が開講されました。
みやぎ県民大学講座とは、県民の皆様に多様な学びの機会を提供するため、宮城県の委託事業として県内の教育機関が所有する知的財産を地域社会に開放している学校等開放講座です。
2025年度は「災害時の避難を考える」をテーマに4回にわたって開講されました。
第3回は「学校避難所」と題して、本学総合人間科学系 教育部門 五十嵐 誓 教授を講師として講座が行われました。
近年は地震に加え、集中豪雨による河川の氾濫や土砂崩れなど、居住地近くでの災害発生がより身近なリスクとして懸念されるようになってきました。
本講座では、受講生の皆さんがご自身の住居地域のハザードマップを用いて、自宅周辺の状況や避難先・避難経路を確認しました。その上で「マイ・タイムラインシート」を作成し、事前に準備すべきことや災害時に実施すべき行動について意見を交換しました。
さらに、線状降水帯などの異常気象が発生した場合には、浸水想定区域外であっても予期せぬ事態が起こり得ることを学び、幅広い備えの必要性を再認識しました。
また、スペシャルゲストとして名取市防災安全課の鎌田様、鹿野又様にご参加いただきました。実際に避難所で使用されている備蓄品(簡易ベッド、簡易トイレ、仕切りなど)を会場にご持参いただき、その使用方法や名取市における災害時の体制について詳しくご説明いただきました。さらに、参加者全員で段ボールベッドや仕切りを組み立て使用のシミュレーションを体験しました。市販されている防災用品の必要な量なども確認することが出来ました。
避難経路の再確認や、実際の避難所で使用するものを体験し、予想外の状況での避難に対応できるよう備えておくことの重要性を改めて実感する機会となりました。
------------------「みやぎ県民大学講座」-----------------
「災害時の避難を考える」
【第1回】9月 17日(水)
「災害復興とコミュニティ」
講師:高木 竜輔(尚絅学院大学社会部門 教授)
【第2回】9月17日(水)
「災害時の食事」
講師:髙橋 睦子(尚絅学院大学 客員教授)
【第3回】9月18日(木)
「学校避難所」
講師:五十嵐 誓(尚絅学院大学教育部門 教授)
【第4回】9月18日(木)
「避難所運営ワークショップ」
講師:渡邊 千恵子(尚絅学院大学社会部門 教授)
地域連携センター