進路就職課からのお知らせ

2018年度 海外インターンシップ報告②(オーストラリア)

2018/09/16

報告②は、2週目の個別インターンシップ研修(5カ所の事業所)の報告です。8月27日(月)-29日(水)3日間、学生が個々に職場体験をしました。(引率:玉田真紀)

お土産ショップ2カ所での研修

ケアンズ市の観光名所ラグーンの近くにあるお土産ショップAUSTRALIAN SPIRIT FUJII で学生2名ずつが研修。店舗の掃除や陳列整理、オーストラリア・ドルなどのお金の使用に慣れることや日本と違うレジの使用などに戸惑いながら研修。
AUSTRALIAN SPIRITの経営者はオーストラリア人ですが、日本人スタッフもいました。FUJIIの日本人経営者は20年以上もオーストラリアに在住。日本と違う労働環境や生活についても話して下さいました。
ケアンズには日本人在住者が3000人おり、観光にも日本人が多く来ます。海外インターンシップは英語を学ぶ意味だけでなく、こうした海外で仕事をする日本人が何を感じて仕事をしているのかを学ぶ良い機会にもなります。

お土産ショップ FUJIIでの研修

お土産ショップ FUJIIでの研修

リサイクルショップでの研修

カトリック教会の支援団体 LIFE LINEのショップで1名が研修。家庭にある不要品を寄付してもらい、その品を整理してリサイクルショップで販売しています。靴・鞄・衣類・食器・家電・インテリア雑貨・本・おもちゃなど様々な物を扱っています。販売できなかった衣類はゴミにせず、パプアニューギニアなどに支援物資として送っています。研修では、荷物の種分け作業、店舗の陳列・整理などの作業を手伝いました。先に香港から来ていた学生もいたので、英語でコミュニケーションし、サポートしてもらうこともできました。

リサイクルショップ LIFE LINEでの研修

リサイクルショップ LIFE LINEでの研修

カフェでの研修

ケアンズの海岸近くにあるTARZAN CAFEのマスターは日本人。2名の学生が接客の研修をしました。掃除からレジ操作、カフェラテ、カプチーノなどコーヒーの作り方、サンドイッチやケーキのサービスまで様々な体験をさせてもらいました。開店9時から常連のお客様がたくさん見え、英語での接客も徐々に積極的にできるようになっていきました。マスターがなぜケアンズで店を出すようになったのか。そんな話も仕事の合間に聞くことができて、そのグローバルな考え方を学ぶこともできました。

カフェ TARZAN CAFEでの研修

カフェ TARZAN CAFEでの研修

高齢者施設での研修

1週目に全員でボランティア活動をした高齢者施設 FARNOHRAで1名が研修。お茶の時間の準備や片付け、車いすの補助、また外出の補助などを体験しました。

高齢者施設 FARNOHRAでの研修

高齢者施設 FARNOHRAでの研修

ホームレス給食支援での研修

カトリック教会の支援団体 LIVING LIGHT GOSPEL MINISTRIESで2名が研修。毎週、水曜日の午前中に、ホームレスに給食支援をするので、サンドイッチ作りから、配膳サービスまでお手伝いしました。研修した日は大勢の人が集まり、大変忙しい日でした。食前のお祈りをした後で、コーヒーや紅茶のサービス、サンドイッチやケーキ、フルーツのサービスをしました。全ての食品が寄付によるもので、消費期限が迫っている物、販売できない理由がある物などフードバンクとしての役目も果たされています。

引率者として今回強く感じたことに、本学がキリスト教を土台としている大学であるために、ケアンズでは多くの方々から親しみをこめて対話してもらえたということ。学生の研修に協力が得られたのも、こうした歴史があるからだと実感しました。本学の建学の精神を生かした海外インターンシップのプログラムが出きつつあるのでは、と感じました。
学生たちは帰って来てすぐには、この体験が今後、どんなに自分の可能性を広げるステップになったかは、まだ気づいていないでしょう。どう皆が変わっていくかが楽しみです。

なお、11月に「インターンシップ報告書」を発行。学生一人一人が研修内容について報告します。
12月1日(土)に海外インターンシップ報告会も実施します。詳しくはそれらをぜひご覧下さい。語学学校、グリーン島などケアンズ観光、ホームステイでの体験など、ここでは紹介できなかった内容も紹介します。

ホームレス給食支援 LIVING LIGHT での研修

ホームレス給食支援 LIVING LIGHT での研修

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