進路就職課からのお知らせ

【進路就職部/キャリアアップセミナー】業界研究・企業の方からの講話③

2025/12/23

3年生を対象に、4月から通年で実施している授業科目「キャリアアップセミナー」。先月の授業で実施した企業講話に続き、業界や仕事理解を深めるために、学類ごとに分かれて人事担当者様や卒業生から講話をいただきました。

人文社会学類・心理学類・学校教育学類(一般就職希望者)
幅広い領域での学びを活かして進路を選択する人文社会学類等の学生、仙台市に本社を置くIT企業「株式会社エヌエスシー」の常務取締役1名、営業課長1名、そして本学の卒業生1名からお話を伺いました。
営業課長からは、業界・職種の紹介に加えて、IT企業のエンジニアの仕事について「ひたすらプログラミングをする仕事だと誤解されがちですが、クライアントに寄り添うなど、コミュニケーションも必要な仕事です」と、学生のイメージと実際の仕事のギャップについてお話いただきました。
卒業生からは、エンジニアとしての仕事のやりがいや、自身の就職活動を振り返った経験についてお話いただきました。
常務取締役からは「SPI対策の重要性」や「AIの進歩に伴う選考内容の変化」など、企業側の視点から就職活動に対するアドバイスをいただきました。


受講学生からの感想(抜粋)
・コミュニケーション能力が重要という話が何度も出てきたのが印象的だった。今回の説明を聞くまでは、IT業界ではコミュニケーション能力はそこまでも重要視されないと思っていた。しかし、お客様やチームの中で作業をする際に求められることが多いということを知り驚いた。業界事に適切な自己PRをする必要があるのだと改めて感じた。
・今回、IT業界の会社の業務内容や役割を知り、「業界の全体像」がまだ把握しきれていないと感じました。今回の授業を通して、私は業界内の企業がほとんど同じ仕事だと考えてしまっていることを発見でき、業界の全体像を把握する必要があると考えました。
・SPIの点数がわずかに足りなかった場合、可能性を自分で潰してしまうことになるため、対策をしっかりと行いたいと思いました。


子ども学類
学校法人宮城明泉学園の方々をお招きし、学園の概要や教育内容、求める人物像について講話いただきました。理事長補佐の方からは、「素直で真面目」「元気で笑顔」「子どもに愛をもって接すること」が重要であり、その姿勢は子どもに必ず伝わると強調されました。また、就職活動に向けてアルバイトやボランティアなど多様な経験を積み、「めんどくさい」を克服する習慣を身につけることの大切さにも触れられました。さらに、複数の園を訪問し、キャリアビジョンを広げてほしいとのメッセージが送られました。
卒業生からは、失敗時には上長へ正直に報告し指示を仰ぐ姿勢の大切さ、子どもの成長を間近で感じられることが仕事のやりがいであることが紹介されました。将来は「多様な情報を取り入れ、子どもたちの“楽しい!”を引き出したい」との目標も語られました。学生からの質問も多数あり、体験を基に丁寧にお答えいただきました。

受講学生からの感想(抜粋)
・就職先を選ぶときに自分が持っている価値観や考え方が合っているかを考えてみることが大切と感じた。
・卒業生が、今回様々な質問に答えてくださった際のエピソードや大変だったことなどを聞いて、大変なことが多い職業なのに、笑顔で思い出しながら話している姿を見てやりがいをもって仕事をされていると伝わってきた。
 


健康栄養学類
コンビニエンスストア向け加工食品の製造・開発を行う「株式会社グリーンデリカ」の人事担当者様2名と卒業生1名が来校され、「食品製造業の働き方」についてお話いただきました。食品製造や開発職を志望する学生が多く在籍する健康栄養学類に向けて、人事担当者様からは、商品が市場に出るまでの過程や、製造・開発に携わる各職種の役割について、解説がありました。また、品質管理職として勤務する1年目の卒業生からは、「自分が製造に携わった商品が店頭に並んでいる様子を確認した時にやりがいを感じる」「規格通りの商品を消費者のもとへ届けるためには、1つひとつの作業の目的を把握することが大切」など、現場での実体験に基づいたアドバイスをいただきました。講話を通じて、学生たちは食品製造業の実際の働き方や、現場での役割について理解を深めることができました。

受講学生からの感想(抜粋)
・生産ラインを管理する立場や商品開発のキャリアを実現するためには、製造や品質管理の現場経験をしっかり積むことが大切だと感じた。
・商品開発では、消費者のもとに届きやすい商品を作るために、見栄えだけではなく原価や生産量なども考慮する必要があることが分かった。
・社会人として業務の質を向上させるためにも、今の段階から疑問を放置せず探求する姿勢を意識していきたい。


企業の方から業界の動向や実際の仕事内容について、直接話を伺うことができ、大学の学びを活かした将来のキャリアをイメージする貴重に機会になりました。
今後も進路就職部では、学生が理想の進路を実現できるように、実践的なプログラムを通じて学生の就職活動をサポートして参ります。