【進路就職部/キャリアップセミナー】業界研究・企業の方からの講話②
2025/11/19
3年生を対象に、4月から通年で実施している授業科目「キャリアアップセミナー」。前期に行った企業講話に続き、後期授業でも業界や仕事理解を深めるために、学類ごとに分かれて企業の方々から講話をいただきました。
人文社会・心理・学校教育学類(一般就職希望者)
幅広い領域での学びを活かして進路を選択する人文社会学類等は、東北に拠点を置く「東北日立株式会社」の人事担当者様2名と営業担当者様1名からお話を伺いました。
BtoB企業の営業の仕事は学生からはイメージのつきにくい職種ですが、人事の方からは企業の取り扱っている分野・製品や、日立グループならではの経営基盤・社内制度、社員から見た企業の魅力を紹介していただきました。
4年目の営業の方は「目上の方と話をする機会が多く、日々学びがある。」とのことで、ヒアリングを意識しながら仕事に取り組んでいるそうです。
人事担当者様からは「採用面接で注目していること」や「企業の選び方」について、担当者ならではの目線で就職活動に対するアドバイスをいただきました。
受講学生からの感想(抜粋)
・今回の東北日立さんの講話や事業内容を聞いていくなかで、自ら行動して動くことが今後の社会人において重要なことであると、改めて認識できた。また、第一印象の大事さが今後の就職活動や社会人で働くうえで重要であることがわかった。
・考えて動く。この意識が社会人には大切だと再確認できた。自分が楽しく仕事するためにも、指示待ち人間じゃなくて自分から考えて動ける人材になりたいと思った。
・どれだけ面接官の印象に残る回答ができるか、相手が聞き取りやすい声量で話せているか、自分の考えを相手に伝える努力をしているかが大切であると知ることができました。特に「準備してきた答えをそのまま言うのではなく、自分の言葉で語ること」が大きな差になると知り、日頃から自己分析を深めておく必要性を実感しました。
子ども学類
今回は、学校法人東北外語学園の人事等運営管理責任者の先生、これまで保育士・幼稚園教諭をされていて現在は各園のサポートやSNS等を担当されている先生、入職後4年目の幼稚園教諭であるオール尚絅卒業生の3名が来校し、主に「子どもと関わる仕事」について講話をしていただきました。キャリアを積まれ、運営管理をされている先輩からは「尚絅という伝統ある学校で学ぶ価値は、社会に出てから実感できる」と励ましの言葉をいただきました。また、2名の方々からは、就職活動への向き合い方や就職先の決め方についてアドバイスをいただきました。
幼稚園教諭や保育士は、子どもたちや保護者から「自分を求めてくれる」仕事であり、子どもたちの成長を保護者と共に見守ることができる点が楽しく、やりがいを感じるとのお話があり、職業理解がさらに深まりました。
受講学生からの感想(抜粋)
・これまでは何となく自分が働くイメージだけ持っていたが、たくさんの情報収集などによって具体的な将来の自分のビジョンが浮かんでくるという話が印象に残った。
・子どもが大好きな気持ちを大切にすることが大事であることを現場保育者さんが話しており、就職しても子どもに興味を持ち、学び続け一緒に成長していくことが大切であることをあらためて学んだ。また、新人の頃はたくさん失敗をしていいということを実際に働いている方から聞いてたくさん学んで、子どもにより良い保育をしていこうと思った。
健康栄養学類
白石食品工業株式会社から人事担当者様と卒業生が来校され、「製パン業界の働き方」についてお話しいただきました。健康栄養学類の学生の中には、食品製造・開発や食の流通部門を志望する者も多くいます。最初に人事担当者様からは、製パン業界の動向や、パンが消費者のもとに届くまでの過程について、解説していただきました。営業職として6年目の卒業生からは、「お客様の声に耳を傾け、情報を収集することが大切」「商品提案の際に、大学で学んだ知識がエビデンスとして活用できる」など、現場での意識すべきポイントについてアドバイスをいただきました。
受講学生からの感想(抜粋)
・食品メーカーでも管理栄養士の知識を活かした様々な働き方があることが理解できた
・卒業生から食に携わる営業の仕事内容を聞くことができ、将来のキャリアをイメージすることができた
・業務を行う上で大切な傾聴を普段の生活でも意識して、社会人になるための準備をしていきたいと思った
各業界のビジネスモデルや実際の働き方について、人事担当者様や卒業生から直接話を聞くことで、大学の学びを活かした将来のキャリアをイメージする貴重に機会になりました。
今後も進路就職部では、学生が最適な進路を選択できるように、実践的なプログラムを通じて学生の就職活動をサポートして参ります。