尚絅学院大学

礼拝と宗教行事

【宗教部】特別礼拝 「特別なひとりひとり」が共に生きるということ〜ケニア・シロアムの園より〜

2020/08/17

尚絅学院大学では、毎週月曜日と木曜日に学生・教職員対象の礼拝を行っています。
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、学生は登校せず、自宅からZoomを用いて礼拝に参加しています。

毎年、特別講師が招かれて講演・ミニコンサート等が企画されていますが、今年は7月27日の前期礼拝の最終日に、ケニアの公文和子先生による特別礼拝が行われました。公文先生は、ケニアにある重度障がい児童施設「シロアムの園」で医療活動をされています。
当初は先生を直接、礼拝堂にお招きする予定でしたが、コロナウイルス感染症流行の影響のため、7月27日(月)の朝にケニアからZoom配信をしていただくことになりました。


田所宗教主任のショートメッセージによる導入に続き、公文先生には、「シロアムの園」でのご活動、日本とアフリカの子どもたちについて約1時間お話ししていただきました。
公文先生は、生まれた国や場所、環境の違いによって、医師が受け持つ子どもの人数や、障がいを持つ子どもたちへの周囲の理解が大きく変わることなどの実例をあげてくださり、講演の中で、公文先生をはじめとする医療従事者の方々と子どもたちとの交流の様子が動画や沢山の写真を用いて紹介されました。  

講演終了後は学生からの応答の時間を持ち、チャットで、「子どもたちの抱える普遍的な問題」や「子どもたちの笑顔のために自分に出来ることは何か」について多くの感想が寄せられました。
自分自身の経験や将来について触れた感想も多く、公文先生の講演から、多くの学びを得ることが出来ました。  

尚絅学院大学宗教部では2020年度のテーマとして「平和と公正は全ての人に」を掲げています。今回の講演で改めてテーマを見つめ直すことができました。

 

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